フリーボディの続き
カンパニョーロ用のシマノ対応フリーボディだそうだ。
つまり、別のメーカーにも対応できるようになっているとのこと。
重さを調べてみた。
36グラム、42%ダウン。
これが、どれだけすごいのか。
従業員の健康も管理項目となりつつある、いまどきの中小企業論から考えてみたい。
これを作ったのは、自転車部の部長である、技術課主任。
その彼、半年ほど前、みるみる痩ていき、しまいには声まで小さくなった。
女子社員からは、本気で「病気では」と疑われ、声もかけられなかった、という。
しかし私達は知っていた、彼が本格的な変人だということを。
会社の冷蔵庫には、彼の昼食が入っている。
豆腐と野菜ジュースだ。
『自転車を500グラム軽くするには、数万円かかる』
『しかし、自分の体重1キロ減らすのは簡単だ』
これが彼の論法。
まぁ確かに…。
しかし彼は、とにかく何でもストイックすぎ。
家でもほとんど食べないらしい。
私:『オマエ、何も声が小さくなるまで、体重を落とさなくてもイイだろ』
主任:『そんなことないですよ』
その返答の声がすでに小さく、そしてかすれている。
それじゃぁ単純に心配するだろ、周りが!!
健康で長く働いてもらう。
資産価値の最も高い経営資源は『人財』だ。
いまどきの中小企業はそう考え、従業員の健康が気になる。
さすがに声が小さくなるほどダイエットしたら、声をかけないわけにはいかない。
しかし、たった「36グラム」にかけた彼の意気込みも感じます。
Jリーグの試合で、審判を務める顔に見覚えがある。
ワールドカップブラジル大会で、主審を務めた、西村審判だ。
しかも開幕戦を日本人の審判が務める、と言うことで、メディアでも話題になった。
開幕戦は、地元ブラジルとクロアチアの一戦。
攻撃も守備ともに両チームが激しく激突し、高いレベルで均衡を保っていた後半26分に、それは起こった。
西村主審の笛が鳴った。
その微妙な判定に、クロアチアの選手は、西村主審に激しく詰め寄った。
しかし、毅然とした態度で、黄色い札を掲げた。
このために、クロアチアは1点を失った。
大会が始まって初めてのカード。
この判定が今大会の基準となる、ともいえる。
確かに微妙な判定だった。
しかし大会を追うごとに、今大会の判定の方針が見えてくる。
西村主審の笛も、その基準を満たしていることが、後々分かった。
国の威信がかかっている。
そこで最初の笛を吹くのは、どれだけの責任と自信が込められているのか。
私には計り知れない。
そんな西村主審を生で見ただけで、なんだか興奮してしまった。
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