切削の可能性|木山製作所のスタッフブログです|株式会社木山製作所

木山製作所のスタッフブログです

MON 18 February 2019

春のインターンシップ

大学生の就職活動のひとつであるインターンシップ。

実際に仕事を体験できる貴重な機会。

特に専門性の高い仕事ならなおさらですよね。

木山製作所ももちろん実施しています。

 

金属の切削加工。

難しそう?

そんなことはありません。

ウチの現場の従業員は全員未経験での入社。みんな素人でした。

10数年前の私KATOもそうです。

興味があったらまずはチャレンジ。

 

インターンシップでは難しい事は抜きにして、モノ作りという仕事の楽しさを体験してもらいたい。

たとえばこんなの。

アルミの板材からマシニングセンタを使って削りだし体験。

自分で加工した製品は記念に持ち帰ることが出来ます。

貴重な体験が出来る楽しいプログラムを用意してお待ちしています。

TUE 12 February 2019

暗黒面に身をゆだねよ その2

ライトセーバー製作 その2。

前回までに各パーツの設計が完了し、加工プログラムの作成まで行いました。

それではいよいよ加工開始。

ライトセーバーは円柱形状なので基本はNC旋盤による切削加工。

一部曲面で構成されたパーツだけは5軸加工機を使用します。

こうして出来たパーツ群。

組み合わせるとこんな感じ。

イメージどおりに仕上がりました!

あとは内部に基盤とLED、バッテリー、スイッチ等を仕込みます。

 

それともうひとつライトセーバーを再現する上で重要なパーツ。

光るブレード。

φ26ポリカーボネートのパイプに光を拡散させる為のフィルムを仕込み、先端に旋盤で切削して作った半球状のポリカーボネートを接着してブレードにします。

 

こうして完成したライトセーバーがこちら。

世界に1本だけのライトセーバー。

これぞ究極のファンアイテム。

 

旋盤とマシニングを組み合わせれば、どんなモノでも形に出来る。

それがこの仕事の面白いところ。

ちょっとでも興味を持ってくれたあなた、ウチの会社で夢をカタチにしませんか?

木山製作所はモノ作りが好きな人を歓迎します!

制作欲と言う名の暗黒面に身をゆだねよ。

THU 07 February 2019

暗黒面に身をゆだねよ その1

2019年はSTAR WARSの最新作が公開されますね!

STAR WARSといえばジェダイの騎士とシス暗黒卿の終わりのない闘いが見所のひとつ。

魅力的なキャラクターがたくさん登場する作品ですが、

ジェダイよりシスに惹かれてしまう、心がダークサイドなK製作所KATOです。

こんにちは。

 

世界中にコアなファンがたくさんいるSTAR WARS。

当然様々な関連アイテムが発売されています。

中でもファンが一度は手にしたいと思うアイテムがライトセーバーではないでしょうか?

ライトセーバーは劇中でジェダイやシスが使用する光の剣。

STAR WARSの世界には必須のアイテムです。

 

そこで今回はゆるいSTAR WARSファンのKATOがライトセーバーを作ってみました。

暗黒面に落ちている私が作るということは…

もちろん怪しい赤い光を放つシス卿のライトセーバー!

ダース・ナイアリス卿のライトセーバーです。

映画には登場しないキャラクターなので、このライトセーバーには実物が存在しません。

イラストなどを参考にCADで図面を起こします。

さらに3Dモデリング。

基本的な形状のモデリングが出来ました。

 

しかしコレで終わりではありません。

細部を煮詰めていきます。

・内部に光や音を制御する基盤とバッテリーを仕込む空間の配置

・外観に影響せず機能的なスイッチの配置

・完成後のバッテリー交換やメンテナンスの為のパーツ分割

・分割した各パーツの接続方法

などなど。

 

機能やメンテナンス性、加工のしやすさなどを考慮し、全部で6個のパーツで構成する事にしました。

それぞれのパーツは基本的にねじ込み式の接続とします。

各パーツごとに設計していきます。

パーツの設計が最も重要なので、時間をかけて慎重に作業を進めます。

各パーツの設計が完了したら加工のためのプログラムを作成し加工に備えます。

今回はここまでです。

その2に続く。

SAT 02 February 2019

100年先も残るものづくり

京都

と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

京都は日本を代表する観光地。

史跡、寺社仏閣、世界遺産、国宝、食文化、とにかく見所が多く観光地に事欠きません。

京都に何度も旅行したという人も多いでしょう。

そんな京都に意外と一般の方が行かない名所があります。

 

京都鉄道博物館

平成28年4月に開設された京都府京都市下京区観喜寺町にある鉄道博物館です。

前身は梅小路蒸気機関車館といい、1960年代後半急速に姿を消す蒸気機関車を貴重な産業文化財と位置づけした上で、その動態保存を目的とした日本初の施設として昭和47年に設置されました。

京都鉄道博物館は梅小路蒸気機関車館をリニューアルし、もともと収蔵・展示物していた蒸気機関車20両に加え、新幹線や機関車など合計53両の車両を展示している日本最大級の鉄道博物館です。

 

この博物館の目玉はなんと言っても扇形機関庫蒸気機関車群でしょう!

梅小路の蒸気機関車群とその関連施設は準鉄道記念物に指定され、機関車庫は重要文化財にも指定されています。

歴史的建築物の宝庫である京都においてはそれほど古くない様に感じますが、昭和初期約100年も前に製造された機関車が動態保存されている事はすばらしいことです。

博物館の敷地には蒸気機関車を検査修繕するための施設「検修庫」が併設されており、蒸気機関車の検修の作業を見学することが出来ます。

この日はC57 1号機が解体されていました。

台枠、動輪、煙室扉、テンダー、台車枠などが並べられています。

 

「蒸気機関車は生き物だ」という言葉があります。

石炭を食べ、蒸気を吐き、動輪が動く躍動感のある姿と、その車両ごとあるいはその時々で大きくコンディションが変わる点などから、そのような言葉が生まれました。

CNC旋盤などない時代、職人たちが汎用旋盤やフライス盤で作ったパーツを手作業で組み上げた蒸気機関車は、量産されたものであってもそれぞれに個性があり同じものは1つとありません。

そんな先代の職人たちが作った芸術作品とも言える工業製品が、産業遺産として今も大切にされ人々を魅了する。

金属加工のすばらしさや面白さを改めて実感するとともに、金属の切削加工を本業とする私もそんな100年先に残るような仕事に携わりたいと思いました。

そして金属切削の面白さを若い人に伝えることも私達の仕事だと。

 

そんな思いを抱きながら、私は博物館を後にしました。

京都旅行の際はぜひ一度、京都鉄道博物館を訪れてみてはいかがでしょうか?

TUE 29 January 2019

低融点合金の可能性その2

低融点合金でワークを固定し加工する企画その2です。

前回は低融点合金を冶具に流し込みワークを固定するまでを紹介しました。

ワークを固定した冶具をマシニングセンタに固定し加工します。

それでは実際に加工してみます。

結果がこちら。

ワークが動くことも無く、しっかり加工できているようです。

いよいよワークを冶具から外します。

冶具を湯煎します。

すると低融点合金が溶けてワークが浮き上がりました。

完成しました。うまくいきました。

低融点合金によってワークを固定し切削加工する事出来ました。

 

ただし、低融点合金によるワークの固定は万能ではありません。

使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめます。

 

メリット

・複雑な形状のワークの固定が出来る

・冶具の設計が簡単

・小さなワークの固定に有効

デメリット

・ワークの脱着に手間がかかる(合金を溶かして流しこむ、再度溶かして外す)

・量産には向かない

・大きなワークの固定には不向き

 

デメリットもありますが、とても魅力的な素材である事は確かです。

今後も低融点合金の可能性を探っていきたいと思います。

それにしても、このような固定方法を思いつく先人の知恵には頭が下がります。

 

 

 

 

MON 28 January 2019

低融点合金の可能性その1

低融点合金とは

低融点を特徴とする合金。易融合金(いゆうごうきん)とも呼ばれ、一般には、スズの融点(230℃)程度より低い融点を持つ合金を言う。

と、ウィキペディアにはあります。

要するに低い温度で液状になる金属のこと。

身の周りでは「はんだ」が良く知られており、電子部品や強度を必要としない部品の接合に使われいます。

 

この合金をワークの固定に利用してしまうというのが今回の企画。

切削加工をしているとワークをどのようにクランプしたら良いのか悩むことがあります。

たとえばコレ。

現在製作中の作品のひとつですが、本体の裏側の加工する際にワークの固定に使えそうながありません。

そこで低融点合金の登場です。

入れ物状の冶具にワークを設置し、溶かした低融点合金を流し込んで固定してしまうと言うわけ。

今回は有害な鉛やカドミウムを含まない融点が79度の合金を使用しました。

 

まずは合金チップをビーカーにいれ湯煎して溶かします。

湯煎してしばらくすると水銀のような状態に!

コレを冶具に流し込みます。

そして冷え固まると。。。

できました!

冶具の中心にワークが固定されています。

あとは加工するだけ。

うまくいくでしょうか?

加工の検証はその2で

FRI 25 January 2019

デザインフェスタvol.49向け新作のご紹介

「K製作所」担当KATOです。

11月のデザインフェスタに「K製作所」として初参加。

多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。

初参加ということもあり、私たちも手探りの状態。

とにかく「切削加工」を知ってほしいという使命のもと、様々な作品を展示しました。

「アルミ削り出し山シリーズ」、「タマムシストラップ」、「蛸ピンバッチ」、「邪悪な光剣」など。

その中でも「タマムシストラップ」は反響が良かったです。

そこで「K製作所」では「削り出し昆虫シリーズ」を充実させていきます!

 

タマムシに続く第2弾は…

 

タガメ!

日本最大の水生昆虫。

今では絶滅危惧種に指定されほど激減し、なかなお目かかれない昆虫です。

でも「削り出しタガメ」なら絶滅の心配はありません!

いつまでもお手元で輝き続けます。

今回のタガメは脚部を別パーツとしネジ止め式を採用。

なので各脚を動かすことも可能で、微妙な表情の変化を楽しめちゃいます。

第2弾にタガメをチョイスした理由は、来場してくださった人の中に「タガメ好きなんです」と言ってくれた方がいたから。

そんな要望に「K製作所」は応えます!

5月19日(日) デザインフェスタvol.49に出展します。

ぜひお手にとってご覧ください。

THU 24 January 2019

スタッフブログはじめました

早いもので2019年が始まりもう1ヶ月が経とうとしています。

亥年だけに猪突猛進、新しい事にチャレンジしていく年。

今年から新たにスタッフブログはじめます!

その名も「切削の可能性」。

 

昨年11月に「K製作所」というブース名でデザインフェスタvol.48に参加させていただきました。

多くの方とたくさんお話をする事ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

その中で感じた事は「切削」という加工方法が一般の人に認知されていないということ。

身近なところに切削加工で作られた部品が使われているのに。

 

そこで「切削加工」を本職とする私たちが、自分たちの技術を駆使して「何か面白いモノ」を作って紹介し、その面白さや可能性を伝えたいと考えました。

このブログでは今加工している面白いモノ、加工技術の紹介、出展予定のイベント情報などをアップしていきます。

よろしくお願いします!