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FRI 20 March 2020

トルメキア軍自走砲 ~シュルツェンの製作~

新社屋への引っ越しが終わりました。

新しい工場には屋上があります。

出勤し上がってみると、空に天使の梯子が。

思わず写真を撮ってしまいました。

空を見るのが好きなスタッフKATOです。こんにちは。

 

トルメキア軍自走砲の製作のつづき。

製作は順調に進んでいます。

というより引っ越し後は多忙が予想されたため、急ピッチで作業を進め、実はすでに完成しています!

製作の様子を数回に分けて紹介していきますよ。

 

今回は「シュルツェン」の製作。

シュルツェンとはWWⅡ時ドイツ軍戦車の側面等に追加された増加装甲ですね。

トルメキア軍自走砲は側面を装甲が覆っています。

これをシュルツェンと呼ぶべきかはわかりませんが、なんとなく似ているのでそう呼称することに。

CADで設計したパーツは約1mm厚のL字型の板状パーツになります。

この薄板形状のパーツを冶具と両面テープを使用し削ることに。

まずは材料から装甲上面部分を削り出します。

次に装甲裏側を削ります。

この時点まではクランプする部分が十分にあるのでバイスで挟んで固定して加工しました。

最後の工程で冶具を使用します。

適当なアルミの端材に装甲のL字の部分がはまる切り欠きを作りました。

その上面に両面テープを張り付け、ワークのL字状の突起を冶具の切り欠きに合わせて位置決めしつつ両面テープで固定します。

中央のキャラクターは気にしないでください。特に意味はありません!

あとはこれをバイスでクランプするだけ。

両面テープによる固定と、ワークのL字状の突起をバイスと冶具で挟みこんで固定しています。

加工しました。

ワークが動くこともなく加工することができました。

こうして完成したシュルツェンがこちら。

仕上げ加工にはR0.25のボールエンドミルを使用しました。

モールドもよく再現されているのではないでしょうか?

 

次はいよいよ本体の加工です!

それでは!

MON 09 March 2020

トルメキア軍自走砲 ~履帯を作ってみた!~ その2

今月は工場の移転作業がありバタバタです。

スタッフKATOです。

こんにちは。

 

新工場では今までと勝手が違い、何気ない作業にも難儀することが想定されます。

削り出し作業は移転前にできるだけ進めておきたいところ。

工場でなくてもできる作業は持ち帰り、自宅でコツコツ進めています。

 

トルメキア軍自走砲の履帯製作の続きです。

前回までに必要なパーツの削り出しは完了しました。

今回はそのパーツを連結していきます。

まず、0.5mmのアルミ線を3mm程度の長さで切断します。

履板パーツ2個を用意し、それぞれの凸と凹をはめ合わせ、側面の穴にアルミ線を通します。

履板は幅2.9mmで作製しているので、3mmで切断したアルミ線は少し飛び出す感じになります。

この飛び出した部分を万力で挟んで潰し固定します。

この作業をひたすら繰り返せば、履帯の完成です。

1本約50個連結するのに3時間ほどかかりました。

 

CAD上では1本あたり55個連結すると1周する計算ですが、

実際には連結部に可動のためのクリアランスがあるので、それより少ない数になるはず。

正確な個数が知りたくて、再現して検証してみることに。

まず、起動輪と誘導輪、転輪を製作しました。

起動輪と誘導輪の外周はφ5mm、転輪の外周はφ3.5mm、軸径は全て1.1mmとしています。

本来起動輪の外周部には履帯と噛み合う歯がついていますがそれは省略し、誘導輪と共通のデザインとしました。

次にアルミの端材を用意し、各種転輪が配置される部分にφ1mmの穴をあけます。

あけた穴に1mmの軸を差し込み、その軸に転輪を通し、履帯を巻いていきます。

出来ました!

1本あたり52個の履板を連結するとちょうどいい長さの履帯になることがわかりました。

スムーズに可動します!

これで手転がし遊びができますね!

 

足回りの目処がついたので、次は車体の製作に入っていきます。

続く…

TUE 03 March 2020

トルメキア軍自走砲 ~履帯を作ってみた!~

いつもの通り道。

ふと思い立って増尾城址公園に足を運んでみた。

公園内は河津桜が見頃を迎えていました。

そういえば今日は3月3日。雛祭り。

春の訪れを感じます。

このところ深刻なニュースが多い中、綺麗な桜を見て少し癒されるスタッフKATOです。

こんにちは。

 

今日はトルメキア軍自走砲製作の続報。

タイトルの通り「履帯」の製作を始めました!

「履帯」とは無限軌道、キャタピラのことです。

複数の呼び名がありますが軍事用語では「履帯」と呼びます。

 

今回トルメキア軍自走砲を削り出しで製作するにあたり、履帯をどう表現するか悩んでいました。

1/144というスケールを考えると、下の画像のように履帯と各種転輪を一体パーツとして削り出すという方法をまず考えました。

しかしそれでは何か物足りない。遊び心が欲しい。

そこで「可動式履帯」に挑戦することに!

足回りは戦車の魅力の一つ。手は抜けません。

設定のデザインをベースに、スケール感、削り出しという加工上の制約、扱いやすさなどを考慮し形状を決定します。

削り出す際のクランプしやすさなども設計上の重要なポイント。

最終的に決定した案がこちら。

何しろ1両分で100個以上必要になるので、量産性を考慮する必要があります。

 

設計が完了したら、プログラムを作成。

今回は手組みで加工プログラムを作りました。

では加工の順に見ていきます。

①上面を荒加工。

②側面の加工

③反対側の加工

④上面から仕上げ加工

少し見にくいですがこの段階で履帯一つ一つのパーツ形状はできています。

側面から見るともう少し分かりやすいかも。

⑤裏面の加工とベースからの切り離し

この工程では専用の冶具を使います。それがこちら。

無数に突き出た0.5mmの真鍮線に履帯パーツを差し込みます。

奥まで差し込んだら、もう一つの冶具で挟み込みます。

あとはこれをバイスでクランプして加工します。

加工したものがこちら。

真鍮線に差し込まれて履帯パーツだけが残るというわけ。冶具を開くとパーツが取れます。

完成品。幅約3mm、長さが1.5mmほどの小さなパーツです。

このようにして自走砲1両分+予備数個で108個作りました。

これにピンを通して連結していきますよ!

次回に続く…

WED 26 February 2020

チーバくん

昨日は千葉県内の新型コロナウイルスの感染者3人が同じスポーツクラブを利用していたことが報道されましたね。

新型コロナウイルスの感染拡大に戦々恐々としている、スタッフKATOです。

こんにちは。

 

もし会社内で感染者を出してしまった際の影響は計り知れません。

風評被害も含めて。あっという間に情報は拡散するでしょう。

社内には幸いなことにまだマスクがあります。

業務中のマスク着用を義務付けたり、人を集めての会議や、飲み会の開催などは可能な限り行わないなど、

会社としてとれる対策はしていかなければならないと改めて思いました。

 

それでは気を取り直して加工品の紹介です。

以前「モデリング」というタイトルのブログで紹介した、チーバくんを実際削り出しました。

それがこちら。

モデリングはソフトを扱えれば誰でもできます。

しかしそれを「カタチ」にするのはモノづくりを仕事とする我々の分野。

削ってカタチにしてなんぼ。

これまでにも様々なものを削り出しで作ってきたので、今回は大きなトラブルもなくテストショット1発目から問題なくカタチになりました。

これも経験の賜物ですね!

荒加工

中荒加工。なんとなくカタチになってます。

仕上げ加工中。5軸のマシニングセンタで加工しています。

完成。全長20mmほどのミニモデルです。

せっかくなのでキーホルダーにしてみました。

なかなか可愛らしく出来たのではないでしょうか。

非売品です~

 

実は今、別のキャラクターに着手しています。

本命はこっちなのです!

チーバくんで手応えを得られたので、本命も上手くいくでしょう!

トルメキア軍自走砲も並行して進めています。

詳細はいずれ。

それでは。

MON 17 February 2020

トルメキア軍自走砲 その2

新型コロナウイルスの感染が拡大しています。

連日のように新しい感染者に関する情報が。

自分でできる対策は最大限していかなければならない。

今月下旬に行われる展示会も見学したかったのですが、

この時期に数万の人が来場するイベントに参加することはあまりにもリスクが高い。

今回は参加を断念することにしました。

1日も早い終息を切に願います。

スタッフKATOです。こんにちは。

 

前回に引き続き「トルメキア軍自走砲」です。

今回は完成した3Dモデルを使って加工パスを作成してみました。

最初は様々な部分に問題が発生するので、その問題を一つ一つクリアしていきます。

モデリングを修正したり、加工条件を変更したり。

細かな修正を繰り返し加工パス作っていきます。

作成した加工パスで加工シミュレーションを実行しイメージ通り削れるか検証。

 

フラットエンドミルによる荒加工

ボールエンドミルによる中荒加工

オープントップの砲塔内部の仕上げ

全体の仕上げ工程

完成

画像では多少荒く見えますが、この画像は異常拡大した状態。

実際にはこのモデルの横幅は12mm程度。

おそらく肉眼ではそこそこ滑らかに見えているはず。

こんな感じでパスを作成し、加工プログラムを作っていきます。

つづく

MON 10 February 2020

トルメキア軍自走砲

暖冬といわれる今シーズンの冬ですが、この週末はとても寒かったですね。

こんな時は自宅にこもるのが一番。

熱いコーヒーを飲みながらCADをいじるスタッフKATOです。

こんにちは。

 

今進行中の企画を紹介。

「トルメキア軍自走砲」

スタジオジブリの映画「風の谷のナウシカ」に登場する戦闘車両です。

ドイツ軍の三号突撃砲やブルムベアに似たフォルムが魅力的な車両。

子供の頃から大好きな車両で、その昔レゴで作った記憶があります。

この自走砲をアルミの削り出しで再現します。

 

部品加工用のCAD/CAM「Gibbs」を使ってモデルを作成。

1/144スケールでモデリングしました。

ついでにそのCADモデルをFusion360に取り込んでみました。

レンダリングして感じを確かめるためです。

こんな感じになる予定。

1/144スケールなので全長40mm程の小さなモデル。

 

せっかくなので色を付けてレンダリング。

以前3Dモデルを制作したトルメキア軍の戦列艦とともに。

これから時間のある時ゆっくり削り出しを進めていきます。

それでは!

MON 03 February 2020

効果的なひと手間

2月3日。今日は節分。

世界に目を向ければ新型コロナウイルスが猛威を振るい、連日その話題で持ちきり。

邪気を払い健やかに過ごせる1年になることを願い、定時に上がり豆まきをしたいと思うスタッフKATOです。

こんにちは!

 

NC旋盤やマシニングセンタを使った機械加工。

プログラムを組んで起動ボタンを押せば製品が加工されます。

しかしそこには様々な工夫があります。

この製品も然り。

いつもワークの歪みに苦労します。

もちろん歪ませないための工夫はこれまでもしていたわけですが。

今回はもう一度工程を見直し、より効果的と思われるタイミングでひと手間を加えることに。

効果はてきめん。格段に加工が安定しました。

一見単純そうに見える加工でも、様々な工夫があります。

そこが面白い。

WED 22 January 2020

モデリング

1月もすでに後半戦。

バタバタしているうちにあっという間に時間が過ぎていきます。

スタッフKATOです。こんにちは。

 

時間は過ぎても何もしていなかったわけではありませんよ!

新ネタのモデリングをちょこちょこと進めていました。

本業は部品加工なので、3Dモデリングを仕事で行うことはほぼありません。

しかし、創作活動には必要不可欠な技術。

常に触っていないと腕が鈍るし、技術の向上も望めません。

ということでプライベートな時間を使って3Dモデルを作っています。

 

今回のテーマは「チーバくん」。

その愛らしいフォルムをモデリングしてみました。

どの角度から見てもできる限り破綻のないようにするのが難しいですね。

レンダリングしてみました。

実際削るのはまだ先ですが、楽しみです。

それでは。

WED 08 January 2020

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

スタッフKATOです。

月曜日から木山製作所も業務が始まりました。

2020年も従業員目線で加工のアレコレを書いていきます。

 

企画進行中のネタはたくさんあります。

あれもこれも作ってみたい!

 

でも今年はブログの更新頻度が落ちそうな予感。

それでもできる限り楽しい加工記事をアップしたいと思っております。

どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

FRI 27 December 2019

2019年最後の出勤日

本日27日は木山製作所2019年最後の出勤日です。

機械や工場内の清掃をし今年の業務が終わります。

 

今年からスタートしたこのスタッフブログ。

最初は右も左もわからず、とにかくやれるだけやってみようと見切り発車で始めました。

それでもここまで継続することができたのは、協力してくれている他の従業員や、ブログを見てくださっている皆様のおかげです。

今年一年ありがとうございました。

来年は今年以上に「切削加工って面白い」と思って頂けるような、記事をアップしていきたいと考えております。

今後とも木山製作所とスタッフブログをよろしくお願いいたします。

 

スタッフKATO

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