強い揺れを感じたのは、朝6時少し前。
テレビは、緊急の番組に変わりました。
福島県沖で大きな地震が発生しました。
アナウンサーが繰り返します。
「津波の恐れがあります。高台へ逃げてください」
テレビから流れる、この呼びかけを聞くだけで、5年前を思い出す。
そして不安で悲しく、胸が締め付けられるような、そんな記憶が呼び起されます。
朝食の時間でしたが、なんだか頭の中の血流が上がって、緊張が増し、食欲が出ませんでした。
東京と千葉で震災を体験した私でさえ、こんな気持ちになるのですから、
震災で大切な人を亡くされた方々は「津波」という言葉を聞いただけで、どれだけ不安になるか、
少しだけ想像できるようになりました。
「災害は忘れた頃にやってくる」
5年前を経験した者に課せられた大きな責任だと、改めて思いました。
本年、木山製作所は、創業70周年を迎えました。
これに伴い先日、ささやかではありますが、祝宴を開催いたしました。
場所は、上野精養軒。
不忍池を一望できる、大きなガラス窓から、たくさんの光が差し込む、明るく気持ちの良い部屋。
さすが明治時代から続く老舗、トリュフのテリーヌ、エビのムース、タイの昆布締め、ラムの香草焼き…料理も良かった。
過去への感謝、そして未来への希望。
沿革の紹介や、新経営理念を確認しながら、次の10年、そして100年企業に向けて、全員で取り組むことを確認しました。
今後とも、ご指導のほど、よろしくお願いします。
乾杯したのは、お昼の12時。
精養軒を出て、上野を何軒か飲み歩いて…
気が付けば、23時半を過ぎていました。
さすがに12時間コースで飲んだので、今回はみんな素直に帰宅しました。
銀座中央通り、日曜日の歩行者天国。
ちょうど1年前、同じ場所を歩いた時は、爆買いの中国人で溢れていました。
しかし、完全に風向きは変わりましたね。
そういう雰囲気の中国人は非常に少なくなりました。
そんな銀座には、フリーのWi-Fiが設置されています。
諸外国では、町中にフリーのWi-Fiがあるイメージ。
それに比べ、日本はちょっと遅れている印象があったのですが、良かったです。
しかし便利な時代。
今どきは、パソコンもって、バックパック一人旅の時代ですからね。
30年前、アメリカを旅した時のこと。
1ドルコインを公衆電話に積み上げて、親に旅の無事を知らせる電話をしたなんて、遠い過去の話。
たくさんの外国人に訪れてもらって、日本の魅力を知ってほしい。
その為の投資はどんどんしてほしい。
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