どこぞの国の映像か、はたまた映画のワンシーンか!!
大統領がデモを扇動し、議会で人が死ぬ。
これが私が子供のころあこがれたアメリカの今。
菅首相の緊急事態再宣言と同じ日の新聞ですが、私はこちらの方が悲しいです。
アメリカ横断ウルトラクイズは小中学生のころ。
当時、世界一の大国としてそれはそれは壮大に輝いていました。
大学3年生の時、その憧れを胸に、バックパッカーとして1か月間かけてアメリカを1周しました。
シスコやベガスは本当にきらびやかだった。
ロスやニューヨークのダウンタウンでは、マジ怖い思いをしました。
グレイハウンドでの移動は、庶民生活に触れることができアメリカの実態を知りました。
それでもやっぱりアメリカはアメリカ。
間違いなく全てが世界一でした。
でもあれは30年前の話…
これまでも、ロスやニューオリンズなどで暴動は有ったけど。
それとは違う、まさに「アメリカの衰退、そして終焉」を表す出来事だと、今回は思います。
悲しいです。
アメリカの大統領選挙が終わりました。
トランプが大統領になる約4年前から、世界的に浮き彫りになってきた、分断や対立の構図。
EUの難民問題に始まり、今やアメリカ国内が憎しみを持って分裂する時代に。
これを背景に、中国ロシアが躍進し、中東の混迷も深まるばかり。
世界のパワーバランスが大きく変わった、4年間でした。
そしてこの度、接戦を制したのは反トランプ。
国内融和を主張するが、残念ながら分断された構図の修復には程遠いと感じます。
それは未だに敗北宣言を行わない、(元)リーダーの在り方ではないでしょうか。
勝った人の言葉より、負けた人の言葉や態度が、こんなにも社会に強く影響を与えるのか、ということを負けたリーダーから学びました。
この行為は、武士道に反していて、日本人的には恥ずかしさや醜さを感じますよね。
潔く負けを認める品位を、世界は望んでいると思います。
GOTOで福岡へ出張に行きました。
久しぶりの遠出、飛行機はいつでも気分が高まります。
羽田空港にはそこそこの人。
飛行機に搭乗すると、満席。
しかし離陸後、窓の外を見ると、飛ぶ予定の無い飛行機が、空港敷地のあちらこちらにビッシリ。
機内のテレビからは、航空会社の賞与ゼロ、減給、副業を認める、を伝える朝のNHKニュースがむなしく流れていました。
客先を2軒訪問した後、夜の街で3組目のお客さんと会食。
小倉駅前は通勤客でそこそこ人出はあるものの、歓楽街はサッパリ。
呼び込みの人たち以外はほとんど見かけません。
帰路、福岡空港では明かりの消えているLCCのカウンターがありました。
飛行機は同じく満席。
しかし多くはキャンペーン利用ですね。
東京の街にはそこそこ人が戻っているように見えるけれど、実態はまだまだ厳しいと感じました。
ビジネスとインバウンドを「人の移動」から支え、成長してきた航空機産業。
リモート、在宅、ZOOM会議…でビジネスモデルは根底から見直すことになるでしょう。
エンターテイメントや飲食も厳しいけれど、ビジネスモデルの戦略転換と何より固定費の大きさは、それとはけた違いです。
航空業界の損益分岐点超えが、本当の意味での「回復」と言えるのかも、と考えたりします。
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