GOTOで福岡へ出張に行きました。
久しぶりの遠出、飛行機はいつでも気分が高まります。
羽田空港にはそこそこの人。
飛行機に搭乗すると、満席。
しかし離陸後、窓の外を見ると、飛ぶ予定の無い飛行機が、空港敷地のあちらこちらにビッシリ。
機内のテレビからは、航空会社の賞与ゼロ、減給、副業を認める、を伝える朝のNHKニュースがむなしく流れていました。
客先を2軒訪問した後、夜の街で3組目のお客さんと会食。
小倉駅前は通勤客でそこそこ人出はあるものの、歓楽街はサッパリ。
呼び込みの人たち以外はほとんど見かけません。
帰路、福岡空港では明かりの消えているLCCのカウンターがありました。
飛行機は同じく満席。
しかし多くはキャンペーン利用ですね。
東京の街にはそこそこ人が戻っているように見えるけれど、実態はまだまだ厳しいと感じました。
ビジネスとインバウンドを「人の移動」から支え、成長してきた航空機産業。
リモート、在宅、ZOOM会議…でビジネスモデルは根底から見直すことになるでしょう。
エンターテイメントや飲食も厳しいけれど、ビジネスモデルの戦略転換と何より固定費の大きさは、それとはけた違いです。
航空業界の損益分岐点超えが、本当の意味での「回復」と言えるのかも、と考えたりします。
新型コロナウイルスの爆発的感染拡大を避けるため、東京都知事は、ついに『外出の自粛要請』を発令した。
不要不急の外出は控え、一人一人の行動が社会にもたらす影響を持ち、この難局を都民、国民と共に乗り越えたい、とした。
つい数週間前まで、皆でウイルスにかかって免疫を作れば良い、とか、休校で働けなくなる、とか、買い溜めや自粛による観光業や飲食店への影響を批判したりとか…
いろんな人がいろんなことを散々言ってきたけれど、今のイタリアやスペインのような医療崩壊の情報が流れてきて、さすがにその批判のトーンは打ち消される。
最も恐ろしい局面、『医療崩壊』が見えてきた。
治療に優先順位が付けられる、重傷者や年寄りが、まず切り捨てられる、という現実。
イタリアでは、ウイルス患者がいる老人ホームは見捨てるしかなくなっている。
スペインでは、病院に重症患者を受け入れるベッドが無い。ベッドが空く時は誰かが亡くなった直後だけという。
イタリアの医療従事者の写真が印象的だ。
感染リスクの高い仕事をしている人は、家族と接することができない。
最前線で戦っている医療従事者に対して、心から尊敬の念を抱く。
医療従事者に感謝の意を込めて、私は外出を自粛する。
木山製作所のスタッフブログです
モノ作り集団「K製作所」の活動も随時更新中!
デザフェス等イベント出展情報もこちら