友人が亡くなった。
まだ40代半ば。
私と同じ年。
二人の小さな子供と妻が残った。
何の予兆もなく、体調が急変してから5日後に、お迎えが来てしまった。
彼ら家族と、冬のキャンプに出掛けたのは、先月のこと。
朝日に照らされた銀世界の中で、彼とコーヒーを飲んだことを思い出す。
昨晩、冷たくなった彼に会ってきた。
ただ寝ているだけにしか思えない。
受け入れ方がわからない。
人は必ず死ぬ。
memento mori.
だから、今を精一杯生きることが大切。
しかし、
男、四十にして惑わず。
まさに『始まった』ばかりなのに。
五十にして天命を知る前、とは…。
所沢から帰宅したのは22時。
受け入れ方がわからず、そのまま寝る気になれなかったので、御神酒をいただくこととした。
最初の一杯は、供養のつもりで。
残りの杯は、彼と飲んでいるつもりで。
台北市内でのこと。
台湾でいつもお世話になっている人と一緒に歩いていた。
彼はお茶屋の前で足を止め、茶葉に見入っている。
『最近は台湾国内でも純台湾製の茶葉はなかなか買えない。ベトナムなどの葉が混じっている』
このような内容の話をしてくれた。
『この店の葉は国産だ。自宅で飲むために買っていく。』
そんなことを聞かされたら、私も買うしかない。
彼は自宅では【高山茶】を飲むという。
『味を楽しむなら烏龍茶。香りを楽しむなら高山茶』と教えてもらった。
ならば、と私もツウぶって、高山茶を自分への土産とした。
昨日の日曜日、午後、自宅にて。
お茶を口に含むと、甘い香りを鼻から感じる。
気分がスーッとリラックス側に吸い込まれていくのがわかる。
これまで散々ハーブティーなど飲んできたが、やっぱりアジア人だなぁ。
左は烏龍茶。
これの開封が楽しみ。
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