毎年恒例の技能検定試験が始まった。
ワークは難しいものでは無いけれど、独特の緊張感が、彼らの実力を露呈させます。
今年は4名が受験した。
その中に2名に1級受験者がいる。
彼らは、リーマンショック後、本当に苦しい時に入社した者たち。
数年前からグループのリーダーを務めるようになり、入社8年目にして、ついに1級に挑戦する実力が備わり今日を迎えた。
リーマンショック。
苦しかったあの時のことは、今でも心の中に、大きな傷として残っている。
それでも、今日の二人を見れば、時の流れと共に、現場は確実に成長していることを実感できる。
これから先も「時間」は皆同じ。
心の傷を忘れることなく、これからも成長していきたい。
初めてベトナムを訪れたのは、1996年。
ホーチミンの街はシクロとバイクでいつも大渋滞。
視界に入る車は3台程度。
おばちゃんたちは、担いできた天秤を器用に分解し、道端でフォーを作る。
この美味しさを求め、ホテルの朝食は取らなかった。
ギラギラの太陽の下、真白なアオザイ姿の女子高生が、自転車に乗って集団で通学する風景は、本当に美しいモノでした。
あれから22年。
シクロが走れるエリアは観光地のみとなり、フォーの人気店はネットで紹介され、アオザイ姿はホテルのレセプションだけとなった。
それでも、変わらないのは、道端に置かれたプラスティックのイスに座って飲むベトナムコーヒー。
その独特の味わいは、22年前の一人旅を思い出させてくれました。
交差点では、もの凄い量の車とバイクが行き交い、常にクラクションが鳴り続けている。
それを眺めながら、ボーっと座っていると、自分がいる場所が現実じゃないような、映画を見ているような、そんな状態になる。
それって…
もしかしたら、轟音と共に打ち寄せる高波を、浜辺に座って、ただ見ている時の気持ちと同じかもしれない。
スゴイ轟音の中なのに、リラックスしている状態。
もしかしたら、それが私をベトナムへ惹きつけている理由なのかもしれない。
サッカーワールドカップロシア大会
日本代表は、激闘の末ベスト16という結果を残し、ロシアを去ることになった。
数時間後、試合終了まで残り10秒でベルギーに逆転されるという悔しい結果となった直後の日本チームの、控室を映した1枚の写真が話題になった。
綺麗に整理整頓された控室。
そして、ロシア語で「ありがとう」のメモが残されていたという。
この写真をアップしたFIFAの運営は「こんな日本人と仕事ができたことは私の特権だ」とTwitterに残している。
日本人であることを誇りに思う。
それ以外どんな言葉があるだろうか。
そして観客席では、激闘に敗れた日本のサポーターが涙を流しながら、ごみ拾いをしている。
そこへ、ベルギーのサポーターがねぎらいの言葉をかける写真をみつけた。
ベスト8、ベスト4にたどり着くのは、まだまだ遠い道のりかもしれない。
けれど日本人が世界に誇れる事は、身近なところに、誰もが持っている。
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