ナットの六角対辺は、スパナを掛ける為の機能。
相当なトルクが掛かるところです。
締め込む際には、非常に大きなストレスがかかり、大きなキズが付く事もしばしば。
しかしながら、近年そのナットを購入する時には「六角部にも一切キズがあってはならない」という要求が出ることが、珍しくなくなってきました。
装飾部品ならまだしも、機能品として海外でやり取りされている部品と比べると、日本独特のそのような要求は、心底???ではありますが、残念ながらこれが時代の流れ。
加工工程では、綺麗な布で1回ごとにチャックを拭き取り、完成品を全数目視検査が当たり前となってきました。
しかしそれでもゼロにはならない。
そもそも材料搬入前のキズは、我々はどうしようもない。
と言うわけで、30㎏以上ある六角棒が、ビニールに包まれて納入される事になりました。
とにかく前だけ見て頑張りましょう。
ハステロイの加工をさせていただいています。
進捗の予定に遅れが出始めているようです。
理由を聞くと「焦って、不良出したら、シャレにならないでしょ」
その通り!
不良が出た場合の時間的な対応(バッファー)は大丈夫。
それより何より、材料費の損失が恐ろしい。
こんな大きな材料、一個いくら?
それを想像しただけで・・・。
ゆっくりやってください。
最悪飛行機に乗って持ち込んでも、その方が安いから。
あーこわぁ~・・・
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