ただいま金曜日夜7時半。
あと3個で、今日の出荷分が終わる。
運送業者が来るまでには、間に合いそうだ。
試作品だった今回の加工。
図面からの形状は、それほど問題なさそうだったが、実際に加工してみると、あの方法もこの方法もダメ。
いろいろ回りまわって、やっと今晩完成にこぎつけた。
今回の担当者が失敗した「あの方法やこの方法」は、10年前、私が現場で加工をしていたときに出た問題と、同じトラブルだった。
もちろん当時よりは、早い時間で問題は解決したものの、同じような回り道をしてしまった。
つまりは10年前のノウハウが引き継げなかったのだ。
思い起こせば10年前、私が現場にいたとき、先輩と私は今回と同様のトラブルにつまずいた。
納期は迫るし、焦れば焦るほど、ミスをしてしまう。
でも人間とは不思議なもので、こういうピンチのときには脳みそフル回転し、それが切欠で新しい発想が「パァーッ」とひらめくことがある。
その感覚は、不思議と脳裏に焼きつく。
今日その現場に立会い、トラブルの中に入ると、あれから10年が経過したのに、当時の感覚を思い出した。
もうすぐ8時半。
今回の担当者を労って、検査担当者、管理担当者、現場責任者、が最後まで付き合ってくれたようだ。
ピンチはチャンス、とはよく言ったもんだ。
乗り越えれば、必ず人生の糧になるし、誠実に努力すれば、仲間が支えてくれる。
ああ、何とか選考に漏れず、旋盤が残って良かった。
中古の機械を購入しました。
写真はその機械の設置場所について討論している風景。
現状のままでは、その機械が配置できないのはわかっている。
じゃあ、どの機械を処分するか。
さまざまな候補が上がった。
その中に、汎用旋盤も含まれている。
横で聞いていて「ああ、やっぱ旋盤なくなっちゃうのかよ…」と思いつつ会話を聞いていた。
これには訳がある。
http://www.kiyamaseisakusyo.co.jp/_manager/blog.php?ym=2006-11-2&id=28
以前に旋盤屋と汎用旋盤について考察したことがある。
討議の結果、今回は何とか廃棄を免れたようだ。
なんかちょっと安心。
PS
「旋盤屋なんだからもっと良い汎用旋盤あったほうが良いんじゃないの?」という意見が出た。
もっともだ。
でもホント使う機会が減りましたからね。
買い換えるほどではないと思うのですが。
現場のパソコン壊れたぁ。
データはバックアップで残してあったので、問題ない。
そんなことより、新しいパソコンを買うときは、機種を選択するのに一苦労する。
費用対効果は無限の選択枠があるからだ。
今までは、SEの人に適当に見繕ってもらっていた。
でも今回は、組み立てのPCを購入したらしい。
詳しい人がいると、コストもかなり下がります。
私も勉強しないと。
上段が新人君。
下段が今回去ることになったノート。
ようこそ新人君。
お疲れ様でした、7年選手のノートPC殿。
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