NC旋盤とマシニングセンタを組み合わせた加工。
これが、我が社の現在の主力商売です。
近年、精度の要求レベルが、更にグッと上がっています。
その為に、これまでは予想できなかった問題が出ることがあります。
例えば、各工程で行った切削加工が、経験からは予想もできない程、微妙な影響をある部分に与える。
その小さな影響が積み重なり、最終的に求められる品質から外れてしまう。
そんなことが、何度かありました。
もしかしたら、これまでの経験は、最近求められている精度に対して『粗加工』『前工程』くらいのレベルなのかも。
そのくらい、精度は厳しくなっている感じがします。
でも、それってもしかして進化している証拠?!
生き延びるためにがんばったら、結局進化してた…。
この状況、ポジティブに考えて良いかと思ってます。
10トン近い機械の搬入は、専門職である『重量鳶』が行う。
しかし、この商売、面白いほど人によって差が出る。
もう少し詳しく言えば、会社、つまりは作業するチームによって、仕事のスピードと仕上がりに、大きな差がでる。
作業内容を言葉で表せば「この機械をあっちに移動して、向きを変えて、今回搬入する機械を、こちら向きでここに据え付け」。
やることは、こんな程度だ。
しかし、動かす相手は10トン近くあり、さらにそれら機械は1/1000㎜単位での精度を保持している。
従って、雑に扱う事はできない。
ゆえに、上記作業だけでも、半日仕事だ。
これを、少人数でサクッと終わらせ、11時にはサッサと帰ってしまう鳶もいれば。
倍の人数で作業しているのに、12時半になっても、まだ片付けが終わらない、という集団が来ることがある。
何が違うのか。
いろいろあるけれど、仕事がスムースな鳶に共通しているのは、
●早い判断
●大きな声で、正確で簡素な指示
●整理整頓(使った道具は元の位置へ)
反対に、時間のかかる集団は、
●指示系統が曖昧
●「〇〇かもしれない」という、曖昧な情報を口に出す
●道具が常にバラバラ
今日の人たち、二人で来てサクッと帰っちゃった。
こういう人たちの仕事っぷりを見ていると、気持ちが良い。
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