千葉県の柏市にある、国立がん研究センターを見学させていただいた。
ガンの切除映像を見たり、看護師の話を聞いたり。
普段聞けない話で、面白かった。
最後に、腹腔鏡手術のトレーニングセンターを見学。
腹に穴をあけて、カメラの映像を見ながら、長いハサミでガンを切除する、そう、あれです。
写真は食道のモデル。
実際これを挟んだり、焼き切ったりして、練習するそうです。
医者ってスゴイナァ…
だって、我々みたいに作業に失敗して「不良品だぁ、大至急作り直し!」というわけにいかない。
だからこんな機械でトレーニングするんだよね。(当たり前かぁ!!)
その責任の重さと社会的意義に、ただただ感心するばかりでした。
台中にて、工場見学。
案内された会議室は、まるでデザイン雑貨を扱う店のような雰囲気。
スケルトンの壁に、木目の強い造作棚。
そこに電球色のダウンライトが当たって、金属部品を浮き上がらせている。
今回私が感心したのは、この演出・デザインではない。
これを可能にする、この工場の仕組みがスゴイ。
加工品や設備は、いたって普通の台湾にある工場と同じ。
カム式の自動盤まで動いていて、かなり昭和な??感じ。
しかし、この工場内のムダの無さがスゴイ。
工場や機械は隅々まで整理・清掃されている。
従業員の動きもすごく良い。
付加価値の低い加工品から、堅実に、実直に利益を作りだしている。
それをヒシヒシと実感できる、工場の雰囲気。
こうやって着実に利益を出せる会社が作る、デザイン会議室は、上っ面な感じが無いので、心地良い。
製造業は、現場で確実に利益を生む。
そんな当たり前のことを、久しぶりに感じさせてくれる工場に出会って、なんか嬉しい。
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