先日入社した、Y軸付の新人君。
早速活躍してます。
C軸バリバリ加工中。
写真は、SUS304に1mm程度の穴あけを行っているところ。
中心軸がずれている部分に開ける穴は勿論だが、中心穴もC軸で開けていた。
ワークを回すより、ドリルを回した方が、センターが出やすく効率がいい。
理屈は分かっているが、そこらへんを実際サックリやってしまうところが、今回の立ち上げ責任者の凄いところだ。
この部署に移ってくる前まではマシニングに関わっていた。
そんな経験が生かされている。
旋盤屋として、Y軸に対しては少し構えていたが、機械が納品されてから3~4日後には、バリバリ量産に入っていた。
凄いもんだ。
ただただ凄かった。
同時5軸加工を、ライブで見せていただく機会を頂き、技術の責任者とある工場に訪問させていただきました。
今までも、勿論JIMTOF等で、加工しているところは見た事はあった。
理解も出来ないほど複雑にワークが振り回され、想像を絶するスピードでプログラムが流れていく。
しかしそれは展示会場であって、「現場」ではない。
写真や映像で見ているのと同じだ。
だからいつも「ふーん、凄い」だけで素通りしてしまっていた。
でもライブ《=本物の現場》は違った。
品質・納期・コストに追われている。
そして失敗は許されない。
展示会とは違った、そんな緊張感がここにはある。
そのような中、「本当にいいんですか?」と言ってしまいたくなるくらい、親身に自分の技術をオープンに説明していただきました。
私も技術の責任者も興奮収まらずの状態。
午後1時に訪問して、気がつけば5時。
4時間ノンストップでお話しさせていただきました。
専務初め皆様、本当にありがとうございました。
すっかり電卓を叩く事が私の仕事になってしまった昨今。
しかし昨日は久々の興奮で、忘れかけていた「モノづくりの感覚」を思い出させてくれました。
初めて上手く製品が出来た時、初めて量産に耐えるプログラムが組めた時、あの時の何ともいえない、興奮ともいえる感覚をもう一度思い出し、会社の代表として技術の向上に努めて行きたいと思います。
ありがとうございました。
繰り返しになりますが、我社では「技能検定試験」に挑戦します! と宣言しました。
今回は7人が挑戦。
毎週の勉強会も順調に進んでおります。
そして私木山は、と言うと、なんと技能検定委員という役柄を任命していただきました。
つまりは、採点する側です。
技術営業を10年以上やってきた事が認められ、大役をおおせつかりました。
・・・正直、かなり軽い気持ちでスタートさせた、この試験挑戦。
紐を解いてみれば、1級なんて何語で書いてあるんだかわからないくらい難しい。
まぁでもこの辺は、挑戦する事に意義があるし、少しでも技術力・知識力とも向上できればいい、くらいに考えています。
それは受験する人の話。
私がおおせつかった役職は、そんな甘いものではなかった。
なんせ国家試験だ。
それを採点するんだから、そりゃいい加減ではできませんよね。
(そんなの今更気がつくな!)
個人情報保護の観点からも、機密事項は厳しくなっている。
意図的でなくとも、もし情報が漏れてしまったら・・・。
私が半年いなくなったら、その時は宜しくね。
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