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「経済のこと」の記事一覧

THU 03 September 2020

一緒に頑張ろう

大学2.3年生を対象とした、就職支援の講義のため、千葉県内にある夏休み中の某大学に来ています。

これまでZOOMは使ったことあるけれど、せいぜい5人程度の打ち合わせ。(飲み会含む)

1対多数、しかも初めて会う人に対してZOOMで一方的にしゃべる、という形式は初めての経験。

誰もいない教室で90分間一人でしゃべり続けるのは、なかなかシンドかった。

それでも画面越しに学生の反応を意外と感じることができ、1対1だけでない、オンラインのコミュニケーションの可能性を始めて体感しました。

 

4月からのオンライン授業が当たり前のようになっている各大学。

閑散としたキャンパスが日常の姿になっている。

教室への移動中、担当の先生に「2.3年生といったら学校にも慣れて、一番楽しい時期なのに」と話しかけた。

すると「それより地方から出てきた新1年生はもっとツラい。学校に数回しか来ていないので、友達ができない。コロナで実家にも帰れず一人で家にずっといる。1年生のメンタルが心配です」と切実な顔で仰っていた。

 

 

人間は結構ツラい状況でもそこそこ耐えられるものだ。

そのモチベーションは「希望」だと思う。

今の私の状況なら、会社に行けば仲間がいて、ヒマな時間を使って将来に向けて改善活動を行ったり、

電話の向こうには取引先がいて、景気や需要などの情報を交換したり、

家に帰れば家族がいて、コロナ後の旅行計画を話したり…

そういう日常の中に感じる「希望」が毎日の自分を支えていると思う。

 

しかし18歳で地方から出てきたばかりで、心を落ち着かせる友人や場所がないまま、毎朝9時にパソコンのスイッチを入れるだけの生活に、「希望」って見出すことはできるのだろうか。

そんな新一年生の心情を思うと…

 

今回は就職活動を支援する講義だったので、学生には「経済は少しずつ回復を見せていますよ」という第一声からスタートした。

就職活動中の学生達よ、経済や就職に対して「希望」は失わないで欲しい。

バブル崩壊も、リーマンショックも、阪神淡路も東日本震災も経験したおっさんが言うのだから、

このコロナショックだって、何とかなるよ。

一緒に頑張ろう!!

TUE 07 April 2020

食って寝る

状況は大方の予想通り、悪い方向に進んでいる。

東京を中心に感染者は着実に増えている。

 

これまで経験したことのない、この社会全体の空気感、緊張感…。

どのように表現したらよいのだろうか。

80代の方教えてくれた。

「戦争の前ってこういう雰囲気だったよ」と。

 

そしてついに「緊急事態宣言」が発令されることとなった。

基本的な社会活動に罰則はないそうだが、法的拘束力がある項目が明確になり、一層社会の空気を重くすることになる。

 

おかげさまで、4月の受注状況も順調。

もちろん従業員は皆変わりないので、工場は元気に通常稼働中\(^o^)/

在宅勤務は難しいけれど、人と接するより、機械に向かう時間が長い仕事なので、そこはひとまず安心。

マスクして、手洗い徹底して。

そして何より、バッチリ食って、たっぷり寝て(-。-)y-゜゜゜

免疫力を高め、健康を維持。

 

難しい判断は政治家に任せて、団結の精神も持ち、いちいち批判しない。

全てを自らの問題としてとらえ、この難局を一人の国民として、そして木山製作所の代表として、この難局に立ち向かいたいと思う。

WED 25 March 2020

残念です

新型コロナウイルスが、世界中を混乱に落とし入れています。

世界中の感染者数、死者数の増加は全く衰えない。

今日現在、ピークはイタリアを中心にした欧州から、北米に移り始めている。

各国はこれを戦争状態と位置づけ、主要都市の封鎖という前代未聞の事態に入った。

東京の封鎖の可能性についても、知事から発言があった。

世界経済は、リーマンショック以上の混乱となり、株価・為替が乱高下している。

 

高校野球、プロ野球、各種イベントは延期され、音楽集会や様々なイベントについても自粛が要請されている。

他人とは長時間マスク無しで会話をしないように、等と言われる。

テレビやネットから、1日中こんな話を聞かされて、ホント気が滅入りますね。

 

さらに追い打ちをかけるように…

ついにオリンピック・パラリンピックの延期が首相から発表された。

暗い気持ちに追い打ちをかけらた気分。

日本は久しぶりに一体となって、この7年の間、2020の夏に向けて邁進してきたのに…

東日本大震災の時、1日中津波の映像を見せられて、気が滅入っていた時と同じ心境です。

 

楽しいこと考えて、気持ちだけでも明るく保とうと思う。

でもそんなことを、能動的に行わなければならない、そんな世の中になってしまい、本当に残念です。

MON 09 September 2019

技術で解決できるのか?

凄い風でした、台風15号。

関東上陸では最強クラスとのこと。

東京では、夜中の3時頃、その強い風によって、地震の時のように家が揺れました。

その状態が、1時間以上続いたと思います。

 

朝はいつもより少し早い時間に車で出発しました。

道路には大量のゴミ、落ち葉が散乱し、ほとんどすべての自転車や植木鉢、看板がなぎ倒されています

入谷では建設現場の周りで警察が交通整理していたり、浅草観音裏では大きな街路樹が根元から折れていたり…。

スカイツリーふもとでは、赤信号で止まる私を救急車が追い越して行きました。

出発からすぐに「最強クラス」が通り過ぎた街を目にしました。

 

「台風は千葉市付近に上陸」との報道。

会社は、それとは逆方向の松戸市・柏市にあるので、特に被害はありませんでした。

 

高度経済成長期後半だった、私の幼少時代、40年以上前。

人間の経済活動が原因で、隅田川やその支流から魚の姿が消え、夏になれば光化学スモッグ警報が鳴りました。

教科書には、四日市ぜんそく、水俣病、が記載されたことで、その土地の名前を覚えました。

東・東京の水源、金町浄水場の水は「まずい」と子供心に思っていました。

 

そして今、これらは改善されました。

各種公害は無くなり、川には魚が戻っています。

東京の水道水は「飲める」から「美味しい」という域です。

そしてこれらは私の知る限り『技術=経済活動』によって改善していると思います。

 

でも…

今回のような「巨大台風」や近年の「連日35度以上」「ゲリラ豪雨」は、≪技術で解決≫できるのでしょうか?

SAT 28 July 2018

心の傷と時間

毎年恒例の技能検定試験が始まった。

ワークは難しいものでは無いけれど、独特の緊張感が、彼らの実力を露呈させます。

今年は4名が受験した。

その中に2名に1級受験者がいる。

彼らは、リーマンショック後、本当に苦しい時に入社した者たち。

数年前からグループのリーダーを務めるようになり、入社8年目にして、ついに1級に挑戦する実力が備わり今日を迎えた。

リーマンショック。

苦しかったあの時のことは、今でも心の中に、大きな傷として残っている。

それでも、今日の二人を見れば、時の流れと共に、現場は確実に成長していることを実感できる。

これから先も「時間」は皆同じ。

心の傷を忘れることなく、これからも成長していきたい。

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