JIMTOF 2018
2年に1度行われる、日本国際工作機械見本市に今年も行ってきました。
モノづくり産業として成熟している業界だからこそ、IOTやAIはこの業界にとって、大きなブレークスルーになろうとしていることを感じる。
しかし、ただそれだけであれば、『高価なブラックボックスを大手企業が購入し大手だけが効率を高める』だけの、これまでと変わらない構図。
でも昨今はどうも気配が違うようだ。
センサー、制御、ロボット、分析、ネットワーク、操作…が中小企業の身の丈に合わせた価格と性能となって、各社から投入が始まっている。
機能をそぎ落とし、ターゲットを絞ることで、価格が抑えられている。
「人間は、人間にしかできない仕事を」というAIの方向性と、「労働人口の激減」という社会的条件が、合わさり、我々が足を置くこの成熟産業を、加速度的に次の成長へ押し流そうとしている。
そんな技術が、容易に手に入る時代が来たと思った。
そんなわけで、会場では、ちょっと挨拶して帰ろうと思ってたのに、なんだかいろいろと見入ってしまって…
立ちっぱなし、歩きっぱなしで、腰が痛い…。
高雄空港に初めて降り立った。
台湾の工作機械メーカーを見学するために。
機能、性能は、日本製と変わらない。
だからこそ『我が社に合った設備って、なんだろう』と新たに考えさせられる機会となった。
基本的な構造は30年の単位で変わっていない成熟したこの業界。
世界中の機械メーカー同士、ベンチマーキングによる熾烈な販売競争が行われている。
それは価格競争に陥るギリギリのところを、今の好景気がなんとか支えているだけかもしれない。
という事は、ユーザーとしての私たちは、機械メーカーの努力以上に『強み』を明確にしなければならないのかもしれない。
2泊3日で滞在時間は37時間。
強行スケジュールではあったけど、考えさせられる旅になった。
終わってしまいました、機械要素展。
たくさんの方と、たくさんの話をさせていただきました。
とっても楽しい3日間でした。
当社ブースに足を運んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。
会場でもお伝えさせていただきましたが、どうぞお気軽にお声がけください。
できないモノは、『できません』と早く回答することを心がけています。
ですから、とにかく一度図面を放り投げてください。
また、お問い合わせは、何年たってからでも結構です。
それまで『あ、千葉の松戸に、あんな会社があったな…』なんてご記憶に留めていただけると嬉しいです。
皆様と一緒に、新しい価値を生み出せる、そんなお役にたてたら本望です。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
片付けも終わって、バックヤードから撤去風景。
さすがに3日間、休みなしでの立ちっぱなしは疲れたぁ…
さて、飲みに行くべ!
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