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FRI 11 March 2011

地震 当日の状況報告

工場では、これまでに経験したことのない揺れに襲われました。
掴まらないと不安なほど、建物が大きく揺れ、室内サンダルのまま飛び出し、全員で駐車場に非難しました。

治まったと思ったら、また大きく揺れる。
事務所では、天井のボードにひびが入り、少し崩れてきました。

このままでは、従業員もその家族も心配。
工場でも蛍光灯が落ちるなどの小規模な被害はありましたが、設備は特に問題はないので、週明けから残業レベルで工程の遅れは取り戻せると判断。
3時過ぎには早速「休業」とし、全員帰宅としました。

お客様には、月曜日以降に、正式に納期や品質に関する情報をお送りします。

さて、ここからは、私の話。
電車はもちろん動かない。
車も、状況がわからないので、小回り利かない。
というわけで、この際だからと全工程15キロを「徒歩での帰宅」に挑戦することにしました。

スタートしたのは17時。
国道6号線(水戸街道)の東京と千葉を結ぶ橋はすでに大渋滞が始まっていた。

渋滞を横目に、歩く歩く。
国道沿いの大手外食チェーンは軒並み電気を消していた。
しかし、こんなとき、明るくオープンしているコンビニの存在は、物資供給への安心感があり、本当に心強いと思いました。

葛飾区から墨田区に入る頃には、多くの人とすれ違うようになってきた。
墨田区の中盤、お祭りの帰り道と思えるほどの人ごみを、私は一人登り方面に逆流。
台東区に入った午後7時には、裏道に入らないと歩けないほどの人の波でした。

ノンストップで歩いて、2時間半。
何とか地元浅草に到着。

最後、スーパーマーケットに寄りましたが、生もの、お惣菜、パン、は全て売り切れ。
それでもこの余震の続く中、お菓子レベルでも供給してくれる小売業の果たす社会的責任感に、感謝するばかり。
ありがたく買い物をして、自宅が見えた時「あー着いたぁ」と思ったら・・・。
エレベーターが止まっていました。(当然だ)
最後の力を振り絞り、七階まで気合で上がりました。

自宅に着いて、テレビを見ると、その被害の大きさに、胸が痛くなるばかり。
テレビに集中している間にも、お客様やから安否確認のメールや電話をいただき、本当に感謝の思いで、返信・お話させていただいておりました。

まだ余震の続く中、落ち着いて表現できませんが、いろいろなことを経験し学んだ一日でした。
次に繋げて行きたいです。

さて、今晩の晩酌はそこそこに。
明日は、山梨県の大月で特急列車に閉じ込めらた家族を迎えに、朝一番出発する予定です。

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