木山製作所のスタッフブログです
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低融点合金とは
低融点を特徴とする合金。易融合金(いゆうごうきん)とも呼ばれ、一般には、スズの融点(230℃)程度より低い融点を持つ合金を言う。
と、ウィキペディアにはあります。
要するに低い温度で液状になる金属のこと。
身の周りでは「はんだ」が良く知られており、電子部品や強度を必要としない部品の接合に使われいます。
この合金をワークの固定に利用してしまうというのが今回の企画。
切削加工をしているとワークをどのようにクランプしたら良いのか悩むことがあります。
たとえばコレ。
現在製作中の作品のひとつですが、本体の裏側の加工する際にワークの固定に使えそうな面がありません。
そこで低融点合金の登場です。
入れ物状の冶具にワークを設置し、溶かした低融点合金を流し込んで固定してしまうと言うわけ。
今回は有害な鉛やカドミウムを含まない融点が79度の合金を使用しました。
まずは合金チップをビーカーにいれ湯煎して溶かします。
湯煎してしばらくすると水銀のような状態に!
コレを冶具に流し込みます。
そして冷え固まると。。。
できました!
冶具の中心にワークが固定されています。
あとは加工するだけ。
うまくいくでしょうか?
加工の検証はその2で
「K製作所」担当KATOです。
11月のデザインフェスタに「K製作所」として初参加。
多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。
初参加ということもあり、私たちも手探りの状態。
とにかく「切削加工」を知ってほしいという使命のもと、様々な作品を展示しました。
「アルミ削り出し山シリーズ」、「タマムシストラップ」、「蛸ピンバッチ」、「邪悪な光剣」など。
その中でも「タマムシストラップ」は反響が良かったです。
そこで「K製作所」では「削り出し昆虫シリーズ」を充実させていきます!
タマムシに続く第2弾は…
タガメ!
日本最大の水生昆虫。
今では絶滅危惧種に指定されほど激減し、なかなお目かかれない昆虫です。
でも「削り出しタガメ」なら絶滅の心配はありません!
いつまでもお手元で輝き続けます。
今回のタガメは脚部を別パーツとしネジ止め式を採用。
なので各脚を動かすことも可能で、微妙な表情の変化を楽しめちゃいます。
第2弾にタガメをチョイスした理由は、来場してくださった人の中に「タガメ好きなんです」と言ってくれた方がいたから。
そんな要望に「K製作所」は応えます!
5月19日(日) デザインフェスタvol.49に出展します。
ぜひお手にとってご覧ください。
早いもので2019年が始まりもう1ヶ月が経とうとしています。
亥年だけに猪突猛進、新しい事にチャレンジしていく年。
今年から新たにスタッフブログはじめます!
その名も「切削の可能性」。
昨年11月に「K製作所」というブース名でデザインフェスタvol.48に参加させていただきました。
多くの方とたくさんお話をする事ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
その中で感じた事は「切削」という加工方法が一般の人に認知されていないということ。
身近なところに切削加工で作られた部品が使われているのに。
そこで「切削加工」を本職とする私たちが、自分たちの技術を駆使して「何か面白いモノ」を作って紹介し、その面白さや可能性を伝えたいと考えました。
このブログでは今加工している面白いモノ、加工技術の紹介、出展予定のイベント情報などをアップしていきます。
よろしくお願いします!
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