切削の可能性|木山製作所のスタッフブログです|株式会社木山製作所

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MON 28 January 2019

低融点合金の可能性その1

低融点合金とは

低融点を特徴とする合金。易融合金(いゆうごうきん)とも呼ばれ、一般には、スズの融点(230℃)程度より低い融点を持つ合金を言う。

と、ウィキペディアにはあります。

要するに低い温度で液状になる金属のこと。

身の周りでは「はんだ」が良く知られており、電子部品や強度を必要としない部品の接合に使われいます。

 

この合金をワークの固定に利用してしまうというのが今回の企画。

切削加工をしているとワークをどのようにクランプしたら良いのか悩むことがあります。

たとえばコレ。

現在製作中の作品のひとつですが、本体の裏側の加工する際にワークの固定に使えそうながありません。

そこで低融点合金の登場です。

入れ物状の冶具にワークを設置し、溶かした低融点合金を流し込んで固定してしまうと言うわけ。

今回は有害な鉛やカドミウムを含まない融点が79度の合金を使用しました。

 

まずは合金チップをビーカーにいれ湯煎して溶かします。

湯煎してしばらくすると水銀のような状態に!

コレを冶具に流し込みます。

そして冷え固まると。。。

できました!

冶具の中心にワークが固定されています。

あとは加工するだけ。

うまくいくでしょうか?

加工の検証はその2で

FRI 25 January 2019

デザインフェスタvol.49向け新作のご紹介

「K製作所」担当KATOです。

11月のデザインフェスタに「K製作所」として初参加。

多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。

初参加ということもあり、私たちも手探りの状態。

とにかく「切削加工」を知ってほしいという使命のもと、様々な作品を展示しました。

「アルミ削り出し山シリーズ」、「タマムシストラップ」、「蛸ピンバッチ」、「邪悪な光剣」など。

その中でも「タマムシストラップ」は反響が良かったです。

そこで「K製作所」では「削り出し昆虫シリーズ」を充実させていきます!

 

タマムシに続く第2弾は…

 

タガメ!

日本最大の水生昆虫。

今では絶滅危惧種に指定されほど激減し、なかなお目かかれない昆虫です。

でも「削り出しタガメ」なら絶滅の心配はありません!

いつまでもお手元で輝き続けます。

今回のタガメは脚部を別パーツとしネジ止め式を採用。

なので各脚を動かすことも可能で、微妙な表情の変化を楽しめちゃいます。

第2弾にタガメをチョイスした理由は、来場してくださった人の中に「タガメ好きなんです」と言ってくれた方がいたから。

そんな要望に「K製作所」は応えます!

5月19日(日) デザインフェスタvol.49に出展します。

ぜひお手にとってご覧ください。

THU 24 January 2019

スタッフブログはじめました

早いもので2019年が始まりもう1ヶ月が経とうとしています。

亥年だけに猪突猛進、新しい事にチャレンジしていく年。

今年から新たにスタッフブログはじめます!

その名も「切削の可能性」。

 

昨年11月に「K製作所」というブース名でデザインフェスタvol.48に参加させていただきました。

多くの方とたくさんお話をする事ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

その中で感じた事は「切削」という加工方法が一般の人に認知されていないということ。

身近なところに切削加工で作られた部品が使われているのに。

 

そこで「切削加工」を本職とする私たちが、自分たちの技術を駆使して「何か面白いモノ」を作って紹介し、その面白さや可能性を伝えたいと考えました。

このブログでは今加工している面白いモノ、加工技術の紹介、出展予定のイベント情報などをアップしていきます。

よろしくお願いします!

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