切削の可能性|木山製作所のスタッフブログです|株式会社木山製作所

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MON 04 October 2021

ナイフカスタム その2

10月1日関東地方では台風16号が接近し荒れた天気となりました。

そして一夜明けた土曜日。

台風一過、雲一つない快晴。

久しぶりに柏駅方面を散歩したスタッフKATOです。

こんにちは!

 

前回はナイフカスタムの為に製作した各種パーツ類を紹介しました。

 

ナイフカスタム その1

今回はその完成編になります。

何はともあれ画像をご覧ください。

アクセントであるホルダーにはパラコードで編んだランヤードを取り付けてみました。

シンプルなスネークノットという編み方。

 

こうして世界に一つだけのカスタムナイフが完成。

これからこのナイフでバンバン魚を捌いていきますよ!

実際、魚を捌いたインプレは別記事で公開します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは!

FRI 01 October 2021

ナイフカスタム その1

今日から10月。

すっかり秋らしくなりましたね。

先週末近くの林に行きました。

土を掘るとたくさんのカブトムシの幼虫が。

冬に向けてたくさん食べ丸々と太っていますね。

来年の夏はこの子たちが森を賑わせてくれることでしょう。

1年後の夏に思いを馳せるスタッフKATOです。

こんにちは!

 

今回はタイトル通りナイフをカスタムした話です。

アウトドアで大活躍のナイフ。

キャンプブームの昨今、皆さんも1本は持っているのではないでしょうか?

ナイフはキャンプ道具の中でも特に男心をくすぐるアイテム。

その実用性以外に自分好みにカスタムできるところも魅力の一つ。

砥いで切れ味を良くしたり、グリップにパラコードを巻いたり…

なかにはDIYで自分オリジナルのナイフを作る猛者も。

 

会社の企画で魚を捌くためのナイフを入手したスタッフKATO。

もちろん箱出しのままで使うなんてありえません。

徹底的にカスタムしてみました。

そんなカスタムナイフを紹介します。

 

カスタムのベースになるのはこちら。

釣り具で有名ながまかつの「フィッシングナイフ GM2014」という製品です。

ブレードの形状が気に入ったのでこのナイフをベースにしました。

 

まずはこれを分解していきます。

ほとんどのパーツはブレードにカシメで止められていました。

ピンの部分にドリルで穴をあけ除去すると外れました。

分解したものがこちら。

(※分解直後の写真を撮り忘れ、ブレード部分は既に加工済みです)

このブレードのみを使い、ヒルト(柄)をオリジナルで製作します。

ヒルト(柄)はガード(鍔)、グリップ(握り)、ポメル(柄頭)で構成されています。

今回は二式銃剣をイメージした外観で製作します。

加工には以前製作した三十年式銃剣のデータを一部変更して使用しました。

 

ガード(鍔)

二式銃剣の龍尾の無いコンパクトな形状を再現。

素材はアウトドアナイフっぽさを出すため真鍮としました。

そして穴にはSUSで石留のパーツを別に作成し圧入。

中心に10mm径のラピスラズリをあしらい、装飾としました。

 

グリップ(握り)

こちらは三十年式銃剣のモノをそのまま流用。

ただしグリップを固定するボルトやナットは真鍮とSUSで新規に製作し統一感を出します。

 

ポメル(柄頭)

画像のようにグリップの形状に合わせて丸みを帯びた形状としました。

こちらもガード(鍔)と同様、真鍮製です。

ブレードへの固定はカシメではなくネジ止めとし、再分解可能にしました。

さらにストラップやカラビナを付けるためのホルダーをSUSで製作。

銃剣の特徴であるレール部分に取り付けアクセントに。

 

ブレード

ヒルト(柄)を組み込むため、持ち手の部分を赤線の形状に削り込みました。

グリップやポメルを固定するボルトを通す穴もあけ直しています。

 

あとはすべての部品を組み込めば完成です。

その2に続く。

WED 29 September 2021

名刺入れ

肌寒い朝。

写真奥の川では川霧が発生しています。

手前には収穫を待つ黄金色の新米。

秋ですね。スタッフKATOです。

こんにちは!

 

マシニング加工チームに営業部から依頼が。

10月に出店する展示会用に、削り出しの名刺入れを作ってほしいとのこと。

以前同じような依頼で会社のネームプレートを作成したことがありました。

 

会社ネームプレート完成

 

今回も前回同様、若手の社員に担当してもらいました。

デザインは自宅で考えてきてもらい、プログラムは忙しい業務の合間に作成。

加工機械のグラフィックで動きを確認しプログラムのチェック。

加工したものがこちら。

このような感じで名刺を入れる事が出来ます。

まだ完成ではありません。

側面に会社のマークと名前を彫り込みます。

このへんは前回のネームプレート作成で学んだ方法の応用です。

完成したものがこちら。

なかなか良い感じに仕上がったのではないでしょうか?

 

木山製作所は2021年10月6日~8日に開催される、「第24回 関西 機械要素技術展」に出展します。

名刺入れもブースに置いてあると思います。

ぜひ会場で若手社員の作品をご覧ください。

MON 06 September 2021

三十年式銃剣

9月に入り雨の影響か、過ごしやすい気温の日が続いています。

季節が一段秋へと進んだようです。

過ぎ去る夏に少し寂しさを感じる、夏大好きスタッフKATOです。

こんにちは!

 

三十年式銃剣ついに完成編。

何はともあれ画像をご覧ください。

実は二振り作成しています。

この2本持ち手部分の仕上が若干違います。

上のモノはサンドブラストによる艶消し仕上げ。

下のモノはペーパーによるヘアライン仕上げ。

ヘアライン仕上の方はわずかに光沢があるのが分かるかと思います。

 

ということで三十年式銃剣を作るでした。

全てのパーツを削り出して製作した今回の作品。

満足感は半端ないです。

やはりモノづくりは楽しい。

 

木山製作所ではモノづくり興味がある、創作意欲のある方を募集中です。

もちろん未経験者でも大丈夫。

なぜならスタッフKATOも未経験でした!

教育プログラムがあり、先輩方も丁寧に指導してくれるので安心してください。

少しでも興味が湧いたあなた、一度木山製作所に工場見学に来ませんか?

工場見学は随時受付中です。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それでは!

WED 01 September 2021

自由研究

9月になりました。

子供たちは夏休みが終わり2学期が始まります。

宿題や作品で荷物がいっぱいの子供たちが元気に通学していました。

僕にもこんな時代があったなぁとしみじみ思いました。

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

今日は夏休みの工作を紹介します。

次男の夏休みの宿題。

魚が好きな次男のために木材から魚を削り出し、魚の模型を作ることにしました。

夏休み中近所で釣った魚たちを作ります。

色は実物をよく観察しながら本人に塗ってもらいます。

 

このような感じで木の板からエンドミルを使って彫り込んでいくことにします。

エンドミルで粗彫りしたところ。

気がささくれ立ってよくわかりません。

ボールエンドミルで仕上げ。

魚のシルエットが見えてきました。

両面削ったのち魚を切り出し、表面にペーパーをかけて仕上げました。

あとはアクリル絵の具でペインティング。

こんな感じで塗れました。

最後にケースに収めて完成。

オイカワとオオクチバスを作りました。

 

たまにはこんな工作もいいですね!

それでは。

THU 12 August 2021

刀身 ~三十年式銃剣~

夏の空。

入道雲と夕焼け。

どちらも松戸工場屋上から撮影したもの。

屋上で一人空を見る上げるのが好きなスタッフKATOです。

こんにちは!

 

本業が忙しくブログの更新ペースが落ちている今日この頃。

世の中お盆休みの時期ですが、私を含め何名かが交代で休日出勤をしています。

思えば去年の今頃はコロナの影響で休業日が設けられていました。

こうしてたくさんのお仕事をいただけるのは、本当にありがたい事です。

 

本日は数年前に製作した三十年式銃剣の刀身を紹介。

何はともあれ画像をご覧ください。

まずは全体像。

素材はアルミ。

板材からの総削り出しです。

プラモデルのように母材と刀身が細いランナーでつながっているのが分かると思います。

母材に無数にあけた穴を利用し、専用冶具にボルトで固定して加工しています。

細部の画像を何枚か。

先端は安全のためRを付けてあります。

当然刃はついていません。

というよりアルミ製なので刃を付けるほどの強度はありません。

また素材の特性上表面に傷がつきやすいです。

取り扱いは慎重に。

目的である飾って鑑賞する用途には何の問題もありません。

この後母材から刀身を切り離し、切り出した部分のバリを仕上げて完成です。

 

次回はラスト完成編です。

それでは!

SAT 10 July 2021

部品完成

夏本番。

夜の木は昆虫たちのレストラン。

様々な昆虫たちが食事を楽しんでいます。

会社帰りに木をチェックするのが日課になっているスタッフKATOです。

こんにちは!

 

三十年式銃剣製作。

前回サンドブラストが完了した部品にアルマイトを施しました。

それがこちら。

落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

後は組み立てを残すのみ。

それでは!

MON 28 June 2021

サンドブラスト

気が付けば6月ももう終わり。

あっという間に季節が廻ります。

今年は6月21日が夏至でしたね。

北半球では今が1年のうちで昼の時間が最も長くなる時期。

朝も3時台から明るくなり始め、4時を過ぎれば普通に活動できます。

せっかく明るいのに何もしないのはもったいない!

自分の場合は近所の川で釣りを楽しんでいます。

狙いはオオクチバス。

愛らしいフォルムと力強い引きが魅力。

スタッフKATOです。

こんにちは。

 

本日はサンドブラストをやってみたので紹介します。

以前製作した三十年式銃剣のパーツ。

削り出しのままでは味気ないので、サンドブラストしてみました。

研磨材の粒度は#120。

before

after

どうでしょう?

なかなか良い感じです。

作業自体はそれほど難しくないのですが、専用ブースが無いので研磨剤が周囲に飛び散って大変。

簡易的にブースを作ってやってみました。

見てくれは最悪ですが、こんなモノでも無いよりはマシ。

次はアルマイトの予定です。

それでは!

SAT 26 June 2021

新しい事を学ぶ

川に棲む生き物は魚だけではありません。

水辺には昆虫もたくさん生息しています。トンボもそのひとつ。

上の写真はハグロトンボ。

蝶のようにひらひらと優雅に飛びます。

黒い羽根と緑色に輝くボディが美しいトンボです。

夏になり様々な虫たちが目を楽しませてくれます。

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

ある程度の年齢になると新しい事を学ぶ機会が少なくなります。

若いころは学ぶことばかりで、それを大変だと思っていました。

しかし今になってみれば、学ぶ環境があるというのは幸せなことだと気づきます。

久しぶりに勉強の土曜日。

休日の会社でマシニングチームの4人が勉強。

とても刺激的な時間が過ごせたように思います。

普段の仕事より達成感があったかもしれません。

 

そして疲れた頭は生き物を見ると癒されリセットできます。

今日はハグロトンボが癒してくれました。

それでは!

TUE 01 June 2021

会社ネームプレート完成

この週末、自宅近くの手賀沼流入河川でバスを釣り上げました。

約43cmの良型のバス。

日が長くなり早朝の釣りが日課になっている、スタッフKATOです。

こんにちは!

 

不定期でお伝えしている「会社ネームプレート作成」。

ついに完成しました。

 

前回はアルマイトをしたところまでお伝えしていました。

会社ネームプレート製作進捗状況

 

今回はココからさらに切削することにより金属地を出していきます。

削るパターンはそれぞれ違います。

M君は文字の周囲を切削し、黒アルマイトの文字を強調するパターン。

一方、O君は逆に文字の表面を切削する事により、金属地の文字を浮き上がらせるパターン。

どちらもいい感じに仕上がったようです。

完成したプレートです。

新人のマシニングセンタの勉強を兼ねて取り組んだネームプレート制作。

デザインからCADによる作図、プログラム作成、段取り、加工。

全て一貫して製品を作り上げたのは初めてではないでしょうか?

そして実際モノが完成すると満足感が違いますよね!

この経験をこれからの業務に生かしていってもらいたいと思います。

それでは!

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