切削の可能性|木山製作所のスタッフブログです|株式会社木山製作所

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TUE 23 March 2021

柄頭を作る ~三十年式銃剣~

自宅近くの土手で見つけたつくし。

春ですね~

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

S&Tさんから三八式騎兵銃がリリースされることを知りました。

S&T製の三八式シリーズはとても素晴らしい製品で、私も三八式歩兵銃を所有しております。

スコープ用レールマウントを自作したり、内部のシリンダーヘッドを自作したりして、お気に入りの1丁。

S&T 三八式歩兵銃用レイルマウント

シリンダーヘッド

 

そんな三八式をより魅力的にするアイテムの一つが「三十年式銃剣」ではないでしょうか?

かく言う私の手元にもKTWさんのレプリカがあります。

このKTW製三十年式銃剣とても良く出来ているのですが、ひとつ気になる点が。

それはS&T製の三八式に着剣すると、結構ガタがあるのです!

接続部の寸法をノギスで測定すると結構な差があります。

もともとS&T製の三八式に着剣することを想定していなかったので仕方のないことなのですが。

しかしやはり銃剣はカッチリ着剣したいですよね!

比較的入手しやすいS&T製三八式シリーズは所有している人も多く、私同様に考える人もいるのでは?

そこで着剣機構のある柄頭をS&T製三八式歩兵銃に合わせて新規に製作、

KTW製の三十年式銃剣のものと置き換える事にしました。

 

形状は実物を参考にしつつ、KTW製の銃剣とS&T製の三八式の実物から採寸しつつ図面を起こしました。

こうして出来上がった3D CADです。(この後修正をしたので実際削り出したデータとは少し違います)

Tスロットの幅などはS&T製の三八式にガタつき無く挿入出来る事を優先して設計。

全体形状は実物を参考にしつつ形状を決定。

刀身との接続部の構造はKTW製と同様にしました。

これはKTW製の銃剣の柄頭のみ置き換えられるようにする為です。

 

加工する工具。(※使用する工具のほんの1部です)

エンドミル、Tスロットカッター、サイドカッターなどを駆使して削り出していきます。

1工程目は丸材からの削り出し。

2工程目で裏面を加工。

3工程目でR部を加工しました。

同時にストッパーのパーツも製作。

全てのパーツを組み合わせ、以前製作したアルミ削り出し刀身に合わせてみました。

ぴったりです。

もちろんこの柄頭はKTW製の樹脂刀身にも組み込むことが可能です。

そして重要なS&T製三八式歩兵銃との着剣具合。

専用設計なのでスムーズかつカッチリと固定できます。

形状は出来たのでこれから仕上げの作業をしていきます。

切削加工のため表面が綺麗すぎるので手作業で荒らし、最終的にはアルマイトで黒く染める予定。

それでは!

MON 15 March 2021

会社ネームプレート製作進捗状況

先週末の土曜日は関東地方では警報が出されるほどの大雨となりましたね。

私の自宅周辺でも排水が間に合わず冠水している場所がいくつもありました。

しかし翌日は急速に回復し綺麗な青空。

春の天気はかわりやすいものですが、最近は極端ですよね。

気温の変化も初夏のような暖かさだったと思ったら、急に冷え込んだり。

なにかとリズムが狂う気候ですが、体調に気を付けたいと思います。

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

これまでも何度か紹介している、会社のネームプレート製作。

切削が完了しカタチになりました。

しかしイマイチ納得していない様子。

どうも折角切削で再現した文字が目立たないのが気に入らないようです。

金属地のキラキラとした光沢とエンドミルによる切削痕による反射。

確かにお互いキラキラしているので文字のエッジが目立たなくなっています。

 

そこで素材がアルミなのを利用しアルマイト処理により染色する事を提案しました。

染色後に再度切削して金属地を出すことで、染色部と金属地とでコントラストを強調することができます。

早速アルマイトによる染色を依頼しました。

色は各人のお好みで。

仕上がったものがこちら。

とてもきれいに発色していますね!

これから時間のある時に仕上げの切削を行うようです。

完成が見えてきました。

それでは!

MON 01 March 2021

チャプターリング

今日から3月ですね。

外に出ると生命力を感じる季節。

日曜日にお気に入りの近くの用水路で夕暮れまで1時間ほど釣り。

釣り人が見向きもしないような小さな小さな用水路。

でもここにいるんです。鮒っ子が!

10cm前後の鮒っ子4匹と同サイズの鯉っ子、ツチフキ、タモロコ、スジエビなどを釣りました。

そろそろ納竿かと思った最後の1投。

来ました!

本日最大、20cmクラスの鮒君。

可愛いですね~

繊細なアタリと手ごたえのある引きが楽しめる鮒釣りを満喫したスタッフKATOです。

こんにちは!

 

今回はチャプターリングを製作しました。

チャプターリングとは腕時計のパーツの一つ。

風防と文字盤の間に設置されているリング状のパーツです。

ダイバーズウォッチではインデックスが刻まれており、外見上の特徴の一つとなります。

こんな感じの部品。

 

以前紹介したGG-W-113風ミリタリーウォッチ用に製作しました。

GG-W-113風ミリタリーウォッチでは風防越しに内側を覗くとケースとの接着面が見えていました。(※)

これはベースになったDAISOのミリウォッチも同様です。

このままではあまり見栄えが良くありません。

そこで内側にチャプターリングを設置する事で改善する事に。

 

形状は風防・ケース・文字盤の実測値から各部の寸法を決定し設計しました。

加工は旋盤加工だけで完結するので楽ちん。

こうしてできたものが上の画像になります。

 

実際に組み込んでみました。

BEFORE

AFTER

赤い矢印のところがわかりやすいです。

ケースと風防の接続部がチャプターリングで隠れ、すっきりしていますね。

小さなパーツですがとても効果的です。

完成度が少し上がったかも。

自己満足の世界ですが。

それでは!

 

※ 完成編の画像は既にチャプターリングを組み込んであります

ケースが完成し組み上げる途中でそのことに気付き、すぐチャプターリングを製作し組み込んだためです

MON 22 February 2021

会社ネームプレート製作

この週末は気温も上がり春のような陽気でした。

手賀沼周辺を散歩するとピンク色の花が。

可憐な花に癒されたスタッフKATOです。

こんにちは!

 

不定期に紹介している会社のポストのネームプレート制作。

各々CADが完成しCAMでポストを出力し終わりました。

あとは実際に加工するだけ。

加工する実機にプログラムを入れグラフィックで確認。

そして加工。

彼のイメージ通りに削れているのでしょうか??

 

加工してみると思いのほかうまくいったり、思いがけず工具が食い込んだり。

実際の加工はシミュレーションやグラフィックとはやはり違います。

こうして経験を積んでいってくれればいいなと思います。

それでは!

FRI 19 February 2021

GG-W-113 その3

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

突如として始まった「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」の3回目。

今回はいよいよ完成編。

削り出しケースにDAISOミリウォッチのプラ風防とムーブメントを組み込みました。

ご覧ください。

装飾性を一切排した実用本位のケースがミリタリーウォッチの魅力。

鏡面仕上げ等をせず、削り出しそのままの金属の質感がポイント。

でも最低限エッジのバリ処理はしています。

ダレない程度に手作業で。

 

オリーブドラブのNATOバンドと合わせてみました。

とてもしっくりきますね!

同じNATOバンドを付けたHAMILTONのKhaki Field Autoと一緒に。

どうでしょう?

外観だけならいい雰囲気ではないでしょうか?

中のムーブメントはともかく、風防をもう少し良いものに変えたらよりクオリティーが上がるかもですね。

でもまぁ元ネタが「GG-W-113」という軍用時計ですので、キズなど気にせずガンガン使うのが正解かも。

これから自分で使っていこうと思います!

最後に画像を適当に何枚か。

 

ということで3回に分けて紹介した、「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」も今回で一応完結。

本気で遊んでるなぁ~なんて思ってもらえれば良いかなと。

もちろん仕事に関しては至って真面目に取り組んでますよ!

遊び心を常に忘れず、仕事は全力。

それが木山製作所マシニングチームなのです。

 

次の目標は帝国陸軍の腕時計!

でも特徴的な文字盤やムーブメントをどうするか…

これを解決しないとどうにもなりません。

それでは!

MON 15 February 2021

バレンタインデー

先週末の日曜日は2/14バレンタインデーでしたね。

日頃の感謝の気持ちや想いを込めてチョコを贈った、あるいは貰った人も多いのではないでしょうか?

残念ながらスタッフKATOは生まれてこのかたそんなものとは無縁です。

こんにちは!

 

バレンタインデーって何をイメージされますか?

私はやっぱり「♡」!

上の写真は去年の秋、住宅街にある緑地を散策中に見つけたテントウムシです。

良く見ると背中の星が「♡」型なのです。

とても可愛かったので写真を撮りました。

バレンタインデーにぴったり。

 

そんなテントウムシ繋がりという事で、今回のネタは削り出し昆虫シリーズ。

 

テントウムシ

 

実物大のサイズで再現し、ピアス等に使えるチャームにしました。

こちらがCADをレンダリングしたもの。

脚を縮め丸くなった姿にしました。

小さいですが裏側は精密。

 

そしてこちらが実際アルミ板から削り出したモノ。

1枚の板から2匹のテントウムシを削り出し。

(テントウムシ以外に別の虫も映っていますがそれはまた今度)

これで終わりではありません。

ここからアルマイトで色を付けていきます。

まずは赤く染色します。

次に黒くなる部分を再度切削。

アルマイトされた部分を除去し金属地を出していきます。

これを切り出してゲート痕やバリを処理して仕上げます。

最後にもう一度アルマイトして黒で染色。

こうしてできたものがこちら。

二星のテントウムシ。

星はノーマルの「〇」型ですが「♡」も出来ますよ~

あえて最終工程の黒アルマイト処理をせずにシルバーのままのモノも作りました。

全長10mm程のテントウムシ。

小さすぎて素のiPhoneではうまく写真が撮れませんでしたが、伝わるでしょうか?

 

ということで今回はテントウムシのチャームを紹介しました。

ポイントは2段階のアルマイト処理により、2種類のカラーを発色させたこと。

いろいろ応用できそうです。

それでは!

THU 11 February 2021

GG-W-113 その2

皆さんモノづくりしてますか??

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」その2。

今回は加工編。

加工手順は旋盤でベースとなる形状を作ったのち、マシニングセンタで輪郭形状を削り出します。

こんな感じ。

旋盤で切削したリング状のブランクから、マシニングセンタを使用し余分な部分を除去するイメージ。

そして実際に旋盤工程が終わったケースと裏蓋。

ケースはこの段階ではただの丸なので、あまり腕時計っぽさがありませんね。

一方裏蓋はスクリューバックオープナーが引っ掛かる溝と刻印が無い以外はほぼそのままの形状です。

 

これらはそれぞれ専用冶具に固定しマシニングセンタで仕上げていきます。

ケースは治具に固定し輪郭形状とリューズやバネ棒が入る穴を加工します。

裏蓋も治具に固定したあと、スクリューバックオープナー用の溝と刻印を切削。

裏蓋と治具の固定は裏蓋のネジそのものに依存しており、そのままだと加工で回される危険があります。

そこで周囲にダクトテープを巻き回り止めとしました。

結果、回されることなく加工する事が出来ました。

 

完成した画像です。

ケース

裏蓋

画像では刻印の一部を消してありますが、実際はそれらしく再現してあります。

ケースと裏蓋を組み合わせ、バネ棒もつけてみました。

なかなかいい感じではないでしょうか?

次回はいよいよ完成編。

それでは!

WED 10 February 2021

GG-W-113 その1

皆さんは腕時計をしていますか??

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

スマートウォッチが普及し、腕時計を付ける機会が減ったという人も多いのではないでしょうか?

スマートフォンと連携でき、多機能なスマートウォッチは大変便利なアイテムです。

弊社のブログ「木山製作所的毎日」でも、スタッフIINOがAppleWatchの便利さに触れています。

5000円で何する? 第1弾

 

 

しかし腕時計にはスマートウォッチには無い魅力があると私は思います。

無垢の金属から削り出されたケースの美しさもその一つ。

私達のように金属切削の仕事をしている人なら、その手間が分かるだけになおさら魅力を感じます。

そして「モノづくり」大好きな変人はそれを自分で作ってみたくなるのです。

という事で今回のネタは「腕時計」です。

 

腕時計を作るといっても、さすがにムーブメントを作る技術も知識もありません。

市販のムーブメントに合わせ、ケースと裏蓋を削り出しで作ります。

実は「とある腕時計」を入手したことでこの企画を思いつきました!

 

そしてその腕時計がこちら。

われら庶民の味方、DAISOさんのその名も「ミリウォッチ」!!

このケース、文字盤、3針の形状、まさにベトナム戦争当時米軍兵士に支給された軍用時計「GG-W-113」です。

DAISOのミリウォッチは樹脂製ですが、実物にも使い捨ての樹脂製モデルがありこれを再現しているようです。

良く再現されておりそのまま使ってもいいのですが、カスタマイズに最適な素材ではありませんか!

作るイメージはBENRUSやHAMILTONで作られていたステンレスケースのモデル。

ケースと裏蓋をステンレスの丸棒から削り出し、換装して再現する事にしました。

 

まずは文字盤・ムーブメント・樹脂風防はそのまま流用する事とし、バラして採寸しました。

採寸したこれらのパーツが収まる様にケースと裏蓋を設計していきます。

GG-W-113現物は所有していないので写真等からイメージしデザインに落とし込みます。

さらに私が愛用しているHAMILTONのKhaki Field Autoも参考に。

こうしてできたCADがこちら。

ケースサイズは風防や文字盤のサイズから38mmとしました。

実物は34mmなので少し大きめ。

裏蓋の刻印などはここでは省略していますが、再現する予定。

実物から採寸しているわけではないのであくまでも雰囲気重視の「GG-W-113風」です。

 

ということで、DAISOミリウォッチを入手したことで突如スタートした今回の企画

「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」

次回は加工編です。

それでは!

FRI 22 January 2021

作業台プチカスタム

みなさんDIYは好きですか?

YouTubeには素晴らしいDIY動画がたくさんありますよね。

世の中にはすごい人がいるものだなぁと感動。

そして自分の制作意欲も掻き立てられます!

スタッフKATOです。

こんにちは!

今日は現場の作業台をプチカスタム。

 

木山製作所松戸工場の現場に設置されている作業台にはキャスターが付いています。

それは床掃除の際に作業台を撤去しやすくするため。

(松戸工場では毎週ポリッシャーを使った床掃除をしています~)

キャスターが付いていれば床を傷つけることなく、少人数で移動できるわけですね。

 

しかし問題も。

金属の切削加工という仕事柄、作業台には重量物を載せることになります。

そうなるとキャスター取り付け部の強度に不安が…

 

そこで樹脂製だったキャスター取り付け部を金属削り出しで作ってみました。

素材はA5056としました。

純正の樹脂製と比較。

作業台脚への取付部を長くしつつ、横からボルトで固定できるようM8のネジを切りました。

作業台脚に挿入するとこんな感じ。

サイドからM8のボルトで確実に固定。

大分安定感が増したかな?

しばらく使って様子を見ます。

それでは!

WED 13 January 2021

個性

日曜日の昼間いつも釣りをする用水路を見に行くと凍っていました。

割ってみると2cmちかい厚み。

この日の最低気温は-6℃とか。

寒いわけです。

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

 

木山製作所では毎週育成の時間があります。

今は以前紹介したように、若手社員が会社のポストのネームプレート制作に取り組んでいます。

こだわりのフォント。

彼らのデザインを見ると、それぞれ個性が出ています。

 

普段の仕事は没個性。

製品は図面によって事細かに仕様が決められています。

さらにその加工はマニュアルに従って手順通り。

モノづくりというより作業。

利益を追求するならそれが正しいのかもしれません。

でも個性が出せないって絶対面白くないと私は思います。

 

若手社員はあまり感情を表に出すタイプではないけど、

ネームプレートを作っている彼らは楽しそうに見えます。

仕事に何を求めるのか。

思いは人それぞれだけど、つまらないより面白い方がいい。

やっぱ仕事だって楽しくないと!

切削の可能性

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デザフェス等イベント出展情報もこちら

2021.09.06
三十年式銃剣
2021.09.01
自由研究
2021.08.12
刀身 ~三十年式銃剣~
2021.07.10
部品完成
2021.06.28
サンドブラスト
2021.06.26
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2021.06.01
会社ネームプレート完成
2021.05.27
マイナス頭のボルトが無い ~三十年式銃剣~
2021.04.19
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2021.03.31
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2021.03.23
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2021.03.15
会社ネームプレート製作進捗状況
2021.03.01
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2021.02.22
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2021.02.19
GG-W-113 その3
2021.02.15
バレンタインデー
2021.02.11
GG-W-113 その2
2021.02.10
GG-W-113 その1
2021.01.22
作業台プチカスタム
2021.01.13
個性

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