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「KATOの世界」の記事一覧

MON 19 April 2021

柄木を作る ~三十年式銃剣~

桜も散り新緑の季節。

暖かくなると活動的になるのは人間だけではありません。

田植えを控え水位が上がった用水路では乗っ込みの鮒が活発に活動しています。

そんな鮒を狙って手賀沼周辺では多くの釣り人が竿を出していました。

スタッフKATOも密を避け人気の無い水路で鮒釣りを楽しみました。

こんにちは!

 

前回、前々回の更新で三十年式銃剣の柄頭と鍔を製作したことを紹介しました。

柄頭を作る ~三十年式銃剣~

鍔を作る ~三十年式銃剣~

 

ここまで来たら全てのパーツを削り出しで揃え、三十年式銃剣をフルスクラッチする計画に変更。

という事で、今回は柄木の製作です。

柄木という事で材料は当然木材!

使用するのはジョイフル本田さんで以前入手しておいたオニグルミの板材です。

端切れのコーナーにちょうどいいサイズのオニグルミ材があったのです。

1個たったの40円。

100×40×25で成形されておりクランプし易く、柄木製作にぴったり!

バイスにクランプして切削していきます。

まずは大まかな形状への削り出しと刀身にボルトで止める為の座ぐり穴などを作ります。

さらに反対側も切削しブランクの完成です。

このブランクを柄の形状に切削するのですが、その際にブランクを固定する治具を製作しました。

下の画像の左側がソレ。

柄を刀身に固定する為のボルト穴を利用し、治具に固定します。

この治具をバイスでクランプし全体を柄の形状に削り出していきます。

荒加工後

仕上げ加工後

こうして出来上がったものがこちら。

金属切削用のボールエンドミルを使用して仕上げましたが、

木材でも思いのほか滑らかな表面に仕上がりました!

同様に反対形状のモノも削り出しました。

ちなみに削り出した柄木はワトコオイルで着色し仕上げる予定。

 

という事で今回は柄木の制作を紹介しました。

次回は組付けの為の小物類を製作する予定です。

それでは!

WED 31 March 2021

鍔を作る ~三十年式銃剣~

桜が満開。春本番ですね。

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

去年は見に行けなかった桜。

あれから1年。

この1年でウイルスと共に生活するうえで、やらない方がいい事とやってもいい事がわかりました。

だから今年は桜を見に行きました。

散歩がてら静かに桜を見上げる。それだけ。

マスクをしていても横に立つ人が桜の美しさに感動していることはその目で伝わります。

それで充分だと思いました。

 

前回S&T製三八式歩兵銃に合う三十年式銃剣の柄頭を作った記事を書きました。

柄頭を作る ~三十年式銃剣~

 

本来なら柄頭の仕上げをするところですがその前に、ついでなので鍔も作ってみました。

三八式歩兵銃に三十年式銃剣を着剣するには、銃剣の龍頭の穴を三八式の銃身に通します。

しかしKTW製の銃剣の龍頭の穴径とS&T製の三八式の銃身先端の外径にかなり差があるのです。

ここもガタが出る要因だと考えました。

そこで穴径をS&T製の三八式に合わせて再設計した鍔を新規に製作する事にしました。

せっかくなので龍尾が曲がったものだけでなく、ストレート形状のものも同時に製作します。

 

アルミニウムの板材から5軸マシニングセンタで削り出していきます。

今回は全てではありませんが加工工程ごとに写真を撮ってあるのでご覧ください。

まずはエンドミルを使いカーブしている龍尾部を板状に残しつつ輪郭形状を削り出し。

B軸を90°旋回させ龍尾のカーブ形状をエンドミルで削り出し。

次にドリルやタップを使用し、刀身に鍔を固定するピンを挿入する穴を加工。

この後中央部分に刀身を通す角穴を加工すれば1工程目は完成。

2工程目は鍔の裏側に残っている材料部分を切削して除去します。

その際ワークをクランプするのに使う治具を作成。

鍔の輪郭形状に合わせて彫り込んだバイスの口金です。

このように挟み込んでクランプします。

(※1 実際はこの口金をバイスにセットした状態で使用します)

(※2 上の画像はクランプ状態が分かりやすいよう、既に完成した鍔を挟み込んでいます)

こうして完成した鍔がこちら。

龍尾がカーブしているものとストレートのモノ。

エッジの面取りはあえて機械加工では行いませんでした。

機械加工のシャープすぎる面取りより、手作業でした方が当時の雰囲気が出ると考えたからです。

この後、今回製作した鍔は前回の柄頭共々仕上げ作業とアルマイトによる染色を行います。

 

ということで三十年式銃剣の鍔を作るでした。

次もたぶん三十年式銃剣ネタです。

それでは!

TUE 23 March 2021

柄頭を作る ~三十年式銃剣~

自宅近くの土手で見つけたつくし。

春ですね~

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

S&Tさんから三八式騎兵銃がリリースされることを知りました。

S&T製の三八式シリーズはとても素晴らしい製品で、私も三八式歩兵銃を所有しております。

スコープ用レールマウントを自作したり、内部のシリンダーヘッドを自作したりして、お気に入りの1丁。

S&T 三八式歩兵銃用レイルマウント

シリンダーヘッド

 

そんな三八式をより魅力的にするアイテムの一つが「三十年式銃剣」ではないでしょうか?

かく言う私の手元にもKTWさんのレプリカがあります。

このKTW製三十年式銃剣とても良く出来ているのですが、ひとつ気になる点が。

それはS&T製の三八式に着剣すると、結構ガタがあるのです!

接続部の寸法をノギスで測定すると結構な差があります。

もともとS&T製の三八式に着剣することを想定していなかったので仕方のないことなのですが。

しかしやはり銃剣はカッチリ着剣したいですよね!

比較的入手しやすいS&T製三八式シリーズは所有している人も多く、私同様に考える人もいるのでは?

そこで着剣機構のある柄頭をS&T製三八式歩兵銃に合わせて新規に製作、

KTW製の三十年式銃剣のものと置き換える事にしました。

 

形状は実物を参考にしつつ、KTW製の銃剣とS&T製の三八式の実物から採寸しつつ図面を起こしました。

こうして出来上がった3D CADです。(この後修正をしたので実際削り出したデータとは少し違います)

Tスロットの幅などはS&T製の三八式にガタつき無く挿入出来る事を優先して設計。

全体形状は実物を参考にしつつ形状を決定。

刀身との接続部の構造はKTW製と同様にしました。

これはKTW製の銃剣の柄頭のみ置き換えられるようにする為です。

 

加工する工具。(※使用する工具のほんの1部です)

エンドミル、Tスロットカッター、サイドカッターなどを駆使して削り出していきます。

1工程目は丸材からの削り出し。

2工程目で裏面を加工。

3工程目でR部を加工しました。

同時にストッパーのパーツも製作。

全てのパーツを組み合わせ、以前製作したアルミ削り出し刀身に合わせてみました。

ぴったりです。

もちろんこの柄頭はKTW製の樹脂刀身にも組み込むことが可能です。

そして重要なS&T製三八式歩兵銃との着剣具合。

専用設計なのでスムーズかつカッチリと固定できます。

形状は出来たのでこれから仕上げの作業をしていきます。

切削加工のため表面が綺麗すぎるので手作業で荒らし、最終的にはアルマイトで黒く染める予定。

それでは!

MON 01 March 2021

チャプターリング

今日から3月ですね。

外に出ると生命力を感じる季節。

日曜日にお気に入りの近くの用水路で夕暮れまで1時間ほど釣り。

釣り人が見向きもしないような小さな小さな用水路。

でもここにいるんです。鮒っ子が!

10cm前後の鮒っ子4匹と同サイズの鯉っ子、ツチフキ、タモロコ、スジエビなどを釣りました。

そろそろ納竿かと思った最後の1投。

来ました!

本日最大、20cmクラスの鮒君。

可愛いですね~

繊細なアタリと手ごたえのある引きが楽しめる鮒釣りを満喫したスタッフKATOです。

こんにちは!

 

今回はチャプターリングを製作しました。

チャプターリングとは腕時計のパーツの一つ。

風防と文字盤の間に設置されているリング状のパーツです。

ダイバーズウォッチではインデックスが刻まれており、外見上の特徴の一つとなります。

こんな感じの部品。

 

以前紹介したGG-W-113風ミリタリーウォッチ用に製作しました。

GG-W-113風ミリタリーウォッチでは風防越しに内側を覗くとケースとの接着面が見えていました。(※)

これはベースになったDAISOのミリウォッチも同様です。

このままではあまり見栄えが良くありません。

そこで内側にチャプターリングを設置する事で改善する事に。

 

形状は風防・ケース・文字盤の実測値から各部の寸法を決定し設計しました。

加工は旋盤加工だけで完結するので楽ちん。

こうしてできたものが上の画像になります。

 

実際に組み込んでみました。

BEFORE

AFTER

赤い矢印のところがわかりやすいです。

ケースと風防の接続部がチャプターリングで隠れ、すっきりしていますね。

小さなパーツですがとても効果的です。

完成度が少し上がったかも。

自己満足の世界ですが。

それでは!

 

※ 完成編の画像は既にチャプターリングを組み込んであります

ケースが完成し組み上げる途中でそのことに気付き、すぐチャプターリングを製作し組み込んだためです

FRI 19 February 2021

GG-W-113 その3

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

突如として始まった「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」の3回目。

今回はいよいよ完成編。

削り出しケースにDAISOミリウォッチのプラ風防とムーブメントを組み込みました。

ご覧ください。

装飾性を一切排した実用本位のケースがミリタリーウォッチの魅力。

鏡面仕上げ等をせず、削り出しそのままの金属の質感がポイント。

でも最低限エッジのバリ処理はしています。

ダレない程度に手作業で。

 

オリーブドラブのNATOバンドと合わせてみました。

とてもしっくりきますね!

同じNATOバンドを付けたHAMILTONのKhaki Field Autoと一緒に。

どうでしょう?

外観だけならいい雰囲気ではないでしょうか?

中のムーブメントはともかく、風防をもう少し良いものに変えたらよりクオリティーが上がるかもですね。

でもまぁ元ネタが「GG-W-113」という軍用時計ですので、キズなど気にせずガンガン使うのが正解かも。

これから自分で使っていこうと思います!

最後に画像を適当に何枚か。

 

ということで3回に分けて紹介した、「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」も今回で一応完結。

本気で遊んでるなぁ~なんて思ってもらえれば良いかなと。

もちろん仕事に関しては至って真面目に取り組んでますよ!

遊び心を常に忘れず、仕事は全力。

それが木山製作所マシニングチームなのです。

 

次の目標は帝国陸軍の腕時計!

でも特徴的な文字盤やムーブメントをどうするか…

これを解決しないとどうにもなりません。

それでは!

切削の可能性

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