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「KATOの世界」の記事一覧

FRI 19 February 2021

GG-W-113 その3

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

突如として始まった「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」の3回目。

今回はいよいよ完成編。

削り出しケースにDAISOミリウォッチのプラ風防とムーブメントを組み込みました。

ご覧ください。

装飾性を一切排した実用本位のケースがミリタリーウォッチの魅力。

鏡面仕上げ等をせず、削り出しそのままの金属の質感がポイント。

でも最低限エッジのバリ処理はしています。

ダレない程度に手作業で。

 

オリーブドラブのNATOバンドと合わせてみました。

とてもしっくりきますね!

同じNATOバンドを付けたHAMILTONのKhaki Field Autoと一緒に。

どうでしょう?

外観だけならいい雰囲気ではないでしょうか?

中のムーブメントはともかく、風防をもう少し良いものに変えたらよりクオリティーが上がるかもですね。

でもまぁ元ネタが「GG-W-113」という軍用時計ですので、キズなど気にせずガンガン使うのが正解かも。

これから自分で使っていこうと思います!

最後に画像を適当に何枚か。

 

ということで3回に分けて紹介した、「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」も今回で一応完結。

本気で遊んでるなぁ~なんて思ってもらえれば良いかなと。

もちろん仕事に関しては至って真面目に取り組んでますよ!

遊び心を常に忘れず、仕事は全力。

それが木山製作所マシニングチームなのです。

 

次の目標は帝国陸軍の腕時計!

でも特徴的な文字盤やムーブメントをどうするか…

これを解決しないとどうにもなりません。

それでは!

THU 11 February 2021

GG-W-113 その2

皆さんモノづくりしてますか??

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」その2。

今回は加工編。

加工手順は旋盤でベースとなる形状を作ったのち、マシニングセンタで輪郭形状を削り出します。

こんな感じ。

旋盤で切削したリング状のブランクから、マシニングセンタを使用し余分な部分を除去するイメージ。

そして実際に旋盤工程が終わったケースと裏蓋。

ケースはこの段階ではただの丸なので、あまり腕時計っぽさがありませんね。

一方裏蓋はスクリューバックオープナーが引っ掛かる溝と刻印が無い以外はほぼそのままの形状です。

 

これらはそれぞれ専用冶具に固定しマシニングセンタで仕上げていきます。

ケースは治具に固定し輪郭形状とリューズやバネ棒が入る穴を加工します。

裏蓋も治具に固定したあと、スクリューバックオープナー用の溝と刻印を切削。

裏蓋と治具の固定は裏蓋のネジそのものに依存しており、そのままだと加工で回される危険があります。

そこで周囲にダクトテープを巻き回り止めとしました。

結果、回されることなく加工する事が出来ました。

 

完成した画像です。

ケース

裏蓋

画像では刻印の一部を消してありますが、実際はそれらしく再現してあります。

ケースと裏蓋を組み合わせ、バネ棒もつけてみました。

なかなかいい感じではないでしょうか?

次回はいよいよ完成編。

それでは!

WED 10 February 2021

GG-W-113 その1

皆さんは腕時計をしていますか??

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

スマートウォッチが普及し、腕時計を付ける機会が減ったという人も多いのではないでしょうか?

スマートフォンと連携でき、多機能なスマートウォッチは大変便利なアイテムです。

弊社のブログ「木山製作所的毎日」でも、スタッフIINOがAppleWatchの便利さに触れています。

5000円で何する? 第1弾

 

 

しかし腕時計にはスマートウォッチには無い魅力があると私は思います。

無垢の金属から削り出されたケースの美しさもその一つ。

私達のように金属切削の仕事をしている人なら、その手間が分かるだけになおさら魅力を感じます。

そして「モノづくり」大好きな変人はそれを自分で作ってみたくなるのです。

という事で今回のネタは「腕時計」です。

 

腕時計を作るといっても、さすがにムーブメントを作る技術も知識もありません。

市販のムーブメントに合わせ、ケースと裏蓋を削り出しで作ります。

実は「とある腕時計」を入手したことでこの企画を思いつきました!

 

そしてその腕時計がこちら。

われら庶民の味方、DAISOさんのその名も「ミリウォッチ」!!

このケース、文字盤、3針の形状、まさにベトナム戦争当時米軍兵士に支給された軍用時計「GG-W-113」です。

DAISOのミリウォッチは樹脂製ですが、実物にも使い捨ての樹脂製モデルがありこれを再現しているようです。

良く再現されておりそのまま使ってもいいのですが、カスタマイズに最適な素材ではありませんか!

作るイメージはBENRUSやHAMILTONで作られていたステンレスケースのモデル。

ケースと裏蓋をステンレスの丸棒から削り出し、換装して再現する事にしました。

 

まずは文字盤・ムーブメント・樹脂風防はそのまま流用する事とし、バラして採寸しました。

採寸したこれらのパーツが収まる様にケースと裏蓋を設計していきます。

GG-W-113現物は所有していないので写真等からイメージしデザインに落とし込みます。

さらに私が愛用しているHAMILTONのKhaki Field Autoも参考に。

こうしてできたCADがこちら。

ケースサイズは風防や文字盤のサイズから38mmとしました。

実物は34mmなので少し大きめ。

裏蓋の刻印などはここでは省略していますが、再現する予定。

実物から採寸しているわけではないのであくまでも雰囲気重視の「GG-W-113風」です。

 

ということで、DAISOミリウォッチを入手したことで突如スタートした今回の企画

「GG-W-113風ミリタリーウォッチを作る」

次回は加工編です。

それでは!

FRI 25 December 2020

JELLYFISH

空にハロが見えました。

太陽に薄い雲がかかった際、その周囲に光の輪が現れる気象現象。

何か良い事があるのかなと淡い期待を抱くスタッフKATOです。

こんにちは!

 

今日紹介するのはJELLYFISHつまりクラゲです。

削り出しでクラゲのチャームを作りました。

リクエストに応えての制作です。

 

クラゲは幻想的ですよね。

水族館でライトアップされたクラゲはクリスマスのイルミネーションのよう。

時期的にもぴったりな気がして急遽製作した次第。

 

加工方法はNC旋盤+マシニングセンタ。

木山製作所の得意とするスタイル。

こんな感じで加工しました。

まず一番左側。NC旋盤でクラゲの触手のベースとなる部分を旋削。

次に真ん中。5軸のマシニングセンタで触手を切削。

そして右側。再度NC旋盤にクランプし、傘の部分を作り切り落としました。

5軸のマシニングセンタの割り出し機能を利用し触手を切削している様子

旋盤で傘を仕上げ、最後に突っ切りで切り落とす様子

最後に切り落とした部分の仕上げと、丸環を通す穴をあけて切削加工は終了。

つぎにクラゲの傘にある模様をCADで作図します。

このデータをレーザー刻印機に取り込んで、傘の表面にレーザーで模様を入れます。

レーザーの加工条件を調整し、ホログラムのように見る角度で色が変わるようにしました。

完成したものがこちら。

全長15mm、傘の部分の直径15mmの小さなクラゲチャームができました。

トップの穴に丸環を付けることで、キーホルダーやペンダントにすることができます。

いかがでしょうか?

 

これが今年最後の記事。

関係者の皆様、1年間大変お世話になりました。

2021年も「木山製作所」と「切削の可能性」をよろしくお願いいたします。

THU 17 December 2020

旋盤の可能性!?

NC旋盤は最低何回転で回せるのか?

ふと、そんなことが気になった。

スタッフKATOです。

こんにちは!

 

NC旋盤で行う通常業務においては100rpm~3000rpmが良く使う回転数です。

それより低い回転数は大径の難削材を切削する時などに使うことがあります。

例えば、φ250の64チタンを周速50m/minで外径切削する場合で回転数約64rpm。

8インチのチャックが装備されたNC旋盤でφ250以上のワークを切削する事は稀ですから、

50rpmより遅い回転数を加工で使用する事はほぼ無いという事です。

普段使うことが無い為、最低何回転で回せるのか知りませんでした。

そこで確かめてみました。

5rpmで回転しています。

これはイケる!

実はとある目的の為、10rpm前後の回転数で回せるか知りたかったのです。

その目的とは・・・

 

はい。これです!

ロッドのエポキシコーティング。

ロッドビルディングでブランクスにガイドを固定する時などに行う作業。

ガイドの足にスレッドと呼ばれる糸を巻き、低粘度のエポキシを染み込ませて硬化させ固定します。

この時問題となるのが、硬化中に低粘度のエポキシが流れてしまう事。

均一な厚みにならなかったり、ダレが出来てしまったりして見栄えを損ないます。

そこで登場するのがロッドドライヤーというアイテム。

ロッドを回転させながらエポキシを硬化させることで、偏って硬化するのを防ぐ道具なのです。

ロッドの自作をするならなくてはならない道具。

専用品も売っていますが、低速のシンクロナスモーターを使い自作する人も多いようです。

 

今回私はそれをNC旋盤で代用します。

加工予定のない機械を使い、ロッドを固定する準備。

まずパワーチャックはクランプ力が強するので、4インチのスクロールチャックを装着。

旋削ではなくロッドが回転すればいいだけなので、ハンドでやさしく固定する計画。

どうやらクランプも回転も問題ないようです。

 

早速コーティングするロッドを準備。

ブランクスにガイドを仮止めし、スレッド巻きまで終わった状態。

ロッドをチャックに固定し回転させつつ、エポキシを塗っていきます。

黒いスレッド部分にエポキシを染み込ませていきます。

あとはエポキシが硬化するまで低速で回転。

完成しました!

エポキシコートは計2回塗り重ねました。

気泡もなく美しい光沢。

良く見ると粗も見えますが、初めてなのでこんなものかと。

NC旋盤なので回転数の変更・微調整、正転・逆転も思いのまま!

そういう点では作業性は良好だったような。

 

NC旋盤を旋削ではなく「回す」ためだけに使うのは初めての経験です~

それでは!

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