木山製作所のスタッフブログです
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10月も下旬になり、朝晩は大分冷え込むようになりました。
秋が深まっているのを感じます。
スタッフKATOです。
こんにちは!
「トルメキア軍戦列艦を作る」の第3回。
使用するレジンを変えることで、サポート面の荒れを抑え、高精細にプリントできるようになったところまで前回紹介しました。
今回はバカガラス1隻分のパーツをプリントしたので紹介します。
まずは胴体。
細かいディテールの再現度は3Dプリンターの真骨頂。
素晴らしいの一言!
切削でここまでディテールを出すのは至難の業でしょう。
※上記画像は最初のモデルに改修を施した2番艦の画像になります
あのヨレヨレだった機内のディテールもカッチリプリントできています!
船体の上下パーツを組み合わせるダボも精度よく出力され、気持ちよく組み合います。
自分のイメージした通り印刷できるようになったので、印刷の特性に合わせてパーツ分割を考えたり、組み立てやすさを考慮して造形したりする余裕も出てきました。
以前製作したトルメキア軍突撃砲と並べて。
サイズ感はこんな感じ。
風の谷に侵攻したあのシーンが再現できますね!
こうして戦列艦1隻分のパーツが全て揃いました。
これからこれらのパーツを組み立てていきます。
それでは!
釣りの合間に食べるおやつ。
外で食べるといつも以上に美味しく感じますよね。
スタッフKATOです。
こんにちは!
「トルメキア軍戦列艦を作る」第2回は3Dプリンターでのプリント編その1。
この企画の目玉ですね!
第1回で作成した3Dデータを使い実際にプリントします。
以前プリントしたブラックバスフィギュアと較べサイズも段違いに大きく、さらにパーツを複数に分割して組み合わせる構造。
上手くプリントされるのか全く分かりません。
全てが未知数。
しかし百聞は一見に如かず。とにかくやってみます。
使用する3Dプリンターはelegoo社製mars 2 pro
レジンは同じelegooのStandard Photopolymer Resinのグレー
印刷設定はメーカー推奨条件としました。
そして見事に失敗しました!
プリント自体はちゃんと完了し、一見するとよさげに見えたのですが…
モデルの歪みがひどく組み合わせる事ができません。
細部のディテールもヨレヨレ。
このままではとても使えたものではありません。
原因は何なのでしょう?
印刷条件?サポートの付け方?
プリントした物体を観察していると、歪みの多くはサポートが付いていたサポート面に集中していることに気付きました。
早速Googleで検索して調べてみるとビンゴ!
光造形の3Dプリンターにおいてサポート面が荒れるのは良く起こる現象とのこと。
これを回避するには印刷条件の微調整や、サポートを付ける場所を工夫するなどの対策が必要なようです。
そしてもう一つ。
レジンそのものの性能。
現在一般販売されている3Dプリンター用のレジンには高価な物から安価なものまでたくさんあります。
私は最初「まだ初心者だし高価なレジンはちょっと…」という思いから、安価なレジンを使用していました。
しかし良く調べてみると、高価なレジンには様々な特性が付加されており、高いなりの価値がありそう。
特にサポート面の荒れが少なく高精細に仕上がるとされるレジンに興味が湧きました。
早速自腹購入。
それがこちら。
resioneさんのM58というレジンです。
youtube等でレビューを見たのですが、かなり高性能なようです。
倍近い値段のレジンにドキドキしながら、メーカー推奨条件で印刷開始。
すると…
いい!
以前の物とは比較にならないほどシャープに造形できています。
問題のサポート面もかなり綺麗、この程度ならすり合わせすればカッチリ組めそうです。
手ごたえを感じられたところで、今回はここまで。
次回は全パーツをプリントしていきます!
それでは!
木山製作所内にクラブが出来ました。
その名も…
「ものづくり部(仮)」
まだ正式な名前が決まっていないので(仮)。
立ち上げメンバーは5名の従業員。
男性4人・女性1人、ベテランから新人まで、ものづくりが好きで新しい事にチャレンジしたいメンバーが集まっています。
通常業務とは違い「自分たちのつくりたいものを作る」それが最大の活動目的です。
この業界で仕事をするようになってから、今までたくさんの同業者様を見学する機会がありました。
そのたびに感じたのは「この会社はものづくり楽しんでるなぁ」という事。
子供が遊びに夢中になる様に、大人が夢中になって取り組む夢がそこにはありました。
興味のない人からすれば馬鹿馬鹿しいと思うようなことに真剣に取り組む。
本当に素晴らしい事です。
そんな同業者様を見ていつも羨ましく思ったものです。
それと同時に自分たちがどんどん置いて行かれてしまうような危機感も。
しかしただ羨んでいても何も始まらない。
無いなら作るしかない!
木山製作所にも「大人が夢中になれる場所」を作ろう。
そんな思いを抱いたメンバーが集まりクラブというカタチでスタートする事にしました。
今後の活動予定ですが、至ってシンプル。
まずは自分たちのつくりたいものを作り、Instagram、Twitter、ブログ当で発信していきます。
そしてゆくゆくはオリジナル商品ならデザインフェスタ、版権物ならワンダーフェスティバルのような、イベントにも参加していきたいと考えています。
生暖かく見守っていただけたら幸いです。
インスタのリンクはこちら
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