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「KATOの世界」の記事一覧

FRI 22 November 2019

シリンダーヘッド

11月も後半に入り千葉県東葛エリアも日に日に寒くなっています。

インフルエンザの流行もすでに始まり、体調管理に気を付けなければいけない季節。

皆様いかがお過ごしですか?

こんにちは。スタッフKATOです。

 

今日のお題はタイトルの通り「シリンダーヘッド」。

前回紹介したS&T社製 三八式歩兵銃のカスタムパーツです。

内部をカスタムするにあたり、チャンバーパッキンにVSR互換の社外カスタムパーツを使えるようにするため、それに合わせたシリンダーヘッドを作成しました。

同様の製品は売っていますが、そこは金属切削加工のプロなのでサクッと自作します。

 

ノズル部の径はチャンバーパッキンの内径に合わせ、元のφ6.25からφ6.7に変更しました。

右奥がオリジナルのシリンダーヘッド。中央と左下が自作パーツです。

基本設計はそのまま、ノズルの長さを変えて2種類作成してみました。

ネジ部はM23×P1.0。

現物合わせで規格値より大きめに加工し、ねじ込んだ際のガタを極力なくすようにしました。

組み込んだものがこちら。

これで弾道の安定、飛距離や集弾性の向上ができればよいのですが。

それでは、また!

FRI 08 November 2019

S&T 三八式歩兵銃用レイルマウント

最近手に入れたアイテムS&T社製「三八式歩兵銃」。

以前から欲しいと思っていたブツ。増税前に思い切っていってしまいました!

入手するといろいろ弄りたくなってしまう性格。

バラしてグリスアップしたり、木製ストックをオイルで塗り直したり。

手を入れるほどに愛着が沸き、暇があれば触っているスタッフKATOです。

こんにちは。

 

そんな私が次に目を付けたのがスコープの搭載。

もともとはスコープの搭載は想定していませんでした。

それは三八式歩兵銃の美しい外観を崩してしまうから。

しかし歳のせいかオープンサイトで狙っていると照準しにくさを感じたり目が疲れたりする。

そこでスコープを搭載してみることにしました。

 

どこにマウントをつけるか考えましたが本体左側のボルトストップ部分を利用するのがよさそう。

ネットで調べたところ、この部分に取り付けできるマウントが売っているようです。

が、3Dプリンターで出力した樹脂製。精度や強度に若干の不安が。

金属加工が本職の私。自作するしかないでしょう!

 

さっそくCADで図面を引きます。各部の寸法は現物合わせで。

20㎜レイル部分は75㎜で設計しました。

形状が決まれば早速加工。

使い道のないアルミの端材を利用します。

加工工程は全3工程。

加工後はアルマイト処理。

こうして完成したものがこちら。

アルマイトは通常の黒とブルーイングをイメージした青みがかった黒の2パターン。

ブルーイングバージョンはちょっと青すぎたかも。

三八式歩兵銃に取り付けたものがこちら。

手元にあったスコープを載せてみました。

40㎜径の対物レンズのスコープがギリギリ干渉せずに搭載できます。

外観はアレですが、格段に狙いやすくなり満足!

では、また。

TUE 08 October 2019

鬼滅の刃

台風19号が発生し日本に向かっているようですね。

週末ごろ本土に最接近するという予報。

私達の住む千葉県は先月の台風15号で大きな被害が出ました。

今後の針路がとても心配です。

スタッフKATOです。こんにちは。

 

今日紹介するのはこちら。

「鬼滅の刃」という作品から、主人公・竈門炭次郎の耳飾です。

先月「竈門炭次郎 立志編」がエンディングを迎えましたが、「無限列車編」が劇場作品として公開予定。

今からとても楽しみです。

 

この作品の主人公・竈門炭次郎のトレードマークといえば耳飾。

花札のような特徴的なカタチをしています。

コレを削り出してみました。

基本的にはコレまでもたびたび紹介している、削り出し昆虫と同じ方式。

切削加工後、切り出してゲート跡を成形します。

日輪の部分は赤いUVレジンを流し込んで再現。

下側部分は1段凹ませ、クリアのUVレジンを流し込んだ後、ネイルに使うミラーパウダーを乗せてみました。

写真ではわかりづらいですが、見る角度によってブルー系に輝きます。

 

さっそく我が家のジョージにつけてもらいました。

新しい耳飾にご満悦な様子のジョージ。

ではまた。

WED 02 October 2019

削り出しビーズ

今朝の東葛エリアは濃霧。

20m先が全く見えないほど。

幻想的な風景に目を奪われつつも、慎重に通勤したスタッフKATOです。こんにちは。

 

今回は削り出しビーズを作ったので紹介します。

今まで様々な昆虫チャームを作りましたが、ネックレスにする為の金具などの小物類がありませんでした。

ビーズ程度であれば市販品を使ったほうがはるかに安上がり。

でもせっかくならビーズも削りだそうと思い立ちました。

丸モノは旋盤加工の得意分野ですしね!

 

加工手順は以下の通り。

①ドリルによる穴あけ

②溝入れ工具による外径切削と切り落とし

これだけ。

 

3種類製作してみました。

右側は外径φ8mm、内径φ3mmのビーズ。

3mmの平革紐を2本通しまとめる為のパーツ。スライドさせてネックレスの長さを調整できます。

中央は外径φ7mm、内径φ2.5mmのビーズ。

3mmの平革紐1本が丁度しっくり通るサイズ。革紐のエンド部分に使用します。

左側は外径φ5mm、内径φ3mmの円筒状ビーズ。

こちらも3mmの平革紐を2本束ねて通せます。チャーム部分の緩み止めと装飾を兼ねるパーツです。

 

使用例はこちら。

いかがでしょうか?

真鍮製とSUS316L製の2タイプ作りました。

チャームの色に合わせて使い分ける予定です。

WED 18 September 2019

ピアススタンドをつくる

休日、手賀沼を走った。

青い空が水面に映り込む。

身近でもこんなに綺麗な景色がある。

美しい風景に癒されたスタッフKATOです。こんにちは。

 

息抜きにこんなものを作ってみた。

ピアススタンド。

当ブログで昆虫アクセサリーをいろいろ紹介していますが、いつも頭を悩ませるのが写真撮影。

作った製品を綺麗に撮影するのはとても難しい。

特に製品をどのように置くか試行錯誤。

そこでピアススタンドを作ることにしました。

 

材料は真鍮。旋盤でベースを削り出した。

円錐状のものとRがついたもの2種類製作。

次にピアスをぶら下げる部分を真鍮線を使る。

真鍮線にゆるいRをつけ、先端は環状に成形。

コレをベースの穴に挿し込みハンダで固定しました。

最後にハンダ付けした部分を中心に磨いて完成です。

ピアスをぶら下げるとこんな感じ。

お店にあるような感じに仕上がったかな。

これで撮影作業が捗るといいのですが。

あと問題は撮影技術ですね!

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