木山製作所のスタッフブログです
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鏡面の輝き。
切削加工後ひとつひとつ丁寧に研磨し光沢を再現しました。
昆虫最大の魅力。
それは裏返したときにわかります。
生き物でありながら、どこか精密機械のような、その絶妙なバランス。
気持ち悪い?
それとも、美しい?
プラチナらしい輝きのシルバー。
どこかアンティークなゴールド。
2色のプラチナコガネ。
あなたのお気に入りはどちら?
命あるものはいつかその輝きを失います。
このプラチナコガネは違います。
いつまでもあなたのそばで輝き続けます。
ということでプラチナコガネ完成編。
今回はApple風に紹介。
以前、切削編で銀色のSUS316Lバージョンを紹介しました。
その後追加で金色の真鍮バージョンも製作いたしました。
今回製作しましたプラチナコガネはネックレスとして販売します。
それでは。
夜中にインターフォンを鳴らす音。
こんな時間に何事かと恐る恐るドアを開けて確認すると、、、
その正体は暴風で大きく撓った玄関脇の木の枝。
夜中の訪問者が幽霊でないと知り、ホッと胸をなでおろすスタッフKATOでした。こんにちは。
昨日関東地方を襲った台風15号。
身の危険を感じるほどの暴風雨でしたね。
通勤時間帯の交通網に大きな影響が出ました。
これから秋の台風シーズン。
大きな台風に襲われることが少ない関東でも備えが必要だと感じました。
今回は「プラチナコガネ切削編」です。
使用する材料はSUS316L。
弊社では食品関係の部品に使用されることが多いマテリアル。
アクセサリーなどで見かける金属アレルギーの出にくい「サージカルステンレス」はこのSUS316Lです。
ピアスを作る際は、直接肌に触れることが少ないのと、出来る限り軽いほうが良いと考えアルミニウムを使います。
しかし今回のプラチナコガネはペンダントトップ。
肌に優しく、適度な重厚感も感じられるSUS316Lで加工することにしました。
加工条件はだいたい以下の通り。
●荒加工
工具:φ4フラットエンドミル
回転数:S8000
送り:F1400
切り込み:0.25
●中仕上げ加工
工具:R1ボールエンドミル
回転数:S12000
送り:F1000
切り込み:0.1
●仕上げ加工
工具:R0.5ボールエンドミル
回転数:S12000
送り:F1000
切り込み:0.05
そして加工したものがこちら。
このあとランナーから切り離し、ゲート跡を綺麗に成形します。
この辺の作業は基本的にプラモデルと同じ。
ただし素材が金属なのでホビー用の工具では加工が難しいと思います。
最後にプラチナコガネの特徴である表面の光沢を研磨剤で磨いて再現しました。
右側の画像が3Dモデル、左側が実物です。
細かなディテールも再現できているかと思います。
あとはこの丸カン部分に革紐やチェーンを使ってネックレスに仕上げていきます。
完成編に続く
通勤中ふと空を見上げると虹が出ていました。
そして帰りの時間。また空に虹が。
1日に2回も虹を見て、ちょっと気分がいいスタッフKATOです。こんにちは。
子供の頃から昆虫好きのスタッフKATOですが、海外の昆虫にはあまり興味がありませんでした。
それは自分自身で採集し観察することが出来ないから。
だからどうしても身近に生息している昆虫が私の興味の対象になったわけです。
しかし、少し前NHKのとある番組で「プラチナコガネ」という昆虫の存在を知りました。
TVにその姿が映し出された瞬間、あまりの美しさに私の視線は画面に釘付けに。
そして次の瞬間には、この美しい昆虫を金属の削り出しで再現したいと思いました。
プラチナコガネの特徴はなんと言っても、周囲の風景が写りこむほどの金属光沢。
金属削り出し昆虫のモチーフとしてコレほどふさわしい昆虫は他にいないでしょう!
TVで見た時の興奮も冷めぬ間にさっそくモデリングを開始!
ペンダントトップにする事を想定し、前脚で丸カンを抱え込み前脚以外は体側に沿わせるデザイン。
こんな感じ。
レンダリングして完成した状態の雰囲気を確認。
形状はコレで決定です。
続いて加工データの作成。
加工用のサポートなどを追加したデータを作成。
切削のパスを出し、加工プログラムを作ります。
加工は表と裏に分けて加工します。
それぞれ荒加工、中仕上げ加工、仕上加工の3工程としました。
今回はここまで!
加工編につづく。
子供の頃、夏休みの一番の楽しみといえば虫採りでした。
今年は童心に返って虫採り三昧のお盆休みを過ごしたスタッフKATOです。こんにちは。
私の住む柏は駅前から少し離れると田んぼが広がり林も多く残っており、たくさんの昆虫たちと会うことが出来ます。
自作の伸縮式捕虫網を片手に自宅付近を散策。
カブトムシやクワガタムシがたくさん見られました。
最大の目的はタマムシでしたが、タマムシが集まる木を見つけることが出来ず残念ながら出会えませんでした。
もうシーズンは終わりですが、時間があればまたフィールドを探索したいと思います。
さて本題。七節の耳飾(ナナフシピアス)です!
完成したのでご覧ください。
全長は約50mm。
前足の間にスワロフスキーのクリスタルをあしらいました。
ピアス部分はアレルギーの少ないチタン製のフックピアス。
ナナフシ本体はデザイン自体が細長いのとアルミ製なのでとても軽量。
ホントはモデルさんに着用してもらった画像などがあるとイメージが涌きやすいと思うのですが。
今後デザインフェスタ等で販売予定です!
8月最初の土曜日、今年も手賀沼花火大会が行われました。
私も自宅から少し歩いたところにある大津川のほとりで観賞。
夏の夜を満喫したスタッフKATOです。こんにちは。
リング製作も終わり、また新しいネタに着手しました。
すばり、ナナフシピアス!
イメージはこんな感じです。
ナナフシは細長い体と手足を持ち、木の枝に擬態することで有名な昆虫。
子供の頃カブトムシやクワガタムシを捕りに森に入ったとき、擬態するナナフシを見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
繊細なその姿がピアスのモチーフとして良いのではないかと思い付きました。
早速CADでモデリング。
大きさは実物大ではなく、ピアスとしての実用性から50mmに決定。
手足は加工上の強度を考慮し0.7mmにデフォルメしています。
チャームポイントはつぶらな瞳の顔です!
ランナーを設計しモデリングは終了。
加工はいつもどおりマシニングセンタです。
今回は細長いデザインとディテールを再現する為、R0.25のボールエンドミルで仕上加工します。
スケールと比較するとこの細さ。
折れないか心配でしたが無事加工できているようです。
そして削り終わったものがこちら。
ランナーから切り離しました。
ここまではイメージどおり。
これからピアスの状態に仕上げていきます。
つづく
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