木山製作所のスタッフブログです
モノ作り集団「K製作所」の活動も随時更新中!
デザフェス等イベント出展情報もこちら
梅雨の末期。
九州をはじめ各地で豪雨により大きな被害が出ています。
先週末自宅近くの神社にお参りしました。
大きな災厄に立て続けに見舞われる2020年。
平穏な日々が訪れる事を願うばかりです。
スタッフKATOです。こんにちは。
トルメキア軍自走砲製作企画の最終回。
完成編です。
画像をご覧ください。
満足のいく仕上がりになったかと思います。
オープントップの車内や車体裏側も可能な限り再現しています。
ついでなので塗装してみました。
塗装版と無塗装版のツーショット。
せっかくなので塗装版の方はジオラマに。
AFVモデルはやっぱりジオラマですよね!
乾いた大地を進軍するトルメキア軍自走砲というイメージです。
今回は1/144スケールという小スケールで製作しましたが、
AFVモデルとしてメジャーな1/35スケールで作れたらもっと面白いかもですね。
夢は膨らみます。
それでは!
7月になりました。
千葉県も梅雨らしい天気が続いています。
しかし「何十年に一度の集中豪雨」といった表現をよく耳にしますね。
梅雨というとシトシト雨というイメージだったのですが、最近は豪雨が目立つ気がします。
スタッフKATOです。こんにちは。
7月は虫の季節!
外に出れば様々な昆虫を見る事が出来ます。
会社にもゴマダラカミキリがいました。
今までに作った昆虫作品です。
もう手元に無い子もいますが。
こうしてみると「あつまれどうぶつの森」に登場する虫ばかり。
ゲームを通して昆虫に興味を持った人もいるのでは??
実物は触れなくても、削り出し昆虫アクセサリーならどうでしょう?
昆虫に興味を持つ人が少しでも増えてくれると嬉しいです!
「あつまれどうぶつの森」(通称「あつ森」)をご存知でしょうか?
「あつ森」はNintendo switchの人気ゲームソフト。
虫を捕ったり、魚釣りをしたり、無人島でのスローライフが満喫できるゲームです。
家で過ごす時間が多くなった自粛生活。
皆さんは自宅での時間をどのように過ごされたでしょうか?
私スタッフKATOは「製作活動」と「あつ森」に夢中になっていました。
昆虫が好きな僕にとってはリアルで外出できない分、様々な昆虫を捕まえることができるのが大変魅力的なのです。
そしてゲームにハマることで昆虫の魅力を再認識すると、当然昆虫製作熱が高まってくるわけです!
そこで空き時間を利用し、削り出し昆虫を加工しました。
今回加工したのは約1年前にデザインフェスタで展示販売した『タガメ』を少量再製作。
ゲーム内では夜の時間帯に川や池で出現し簡単に捕獲できるタガメ。
1匹2000ベル(※ベルはゲーム内の通貨です)で売れるので資金集めに重宝します(笑)
しかし現実には2020年2月にレッドリストに登録され、絶滅が危惧される希少な昆虫です。
この削り出しタガメなら、絶滅を気にすることなくその魅力的なフォルムをじっくり観察できます!
ペンダントにして首から下げれば、一緒に散歩することだってできちゃいます!
「あつ森」にはタガメ以外にも魅力的な昆虫がたくさん登場します。
この勢いで他にも「あつ森」に出てくる昆虫を作ろうと計画中。
それでは!
ブログ再開でようやくトルメキア軍自走砲製作の記事も更新することができます。
お待たせしました、スタッフKATOです。
こんにちは!
今日は前置き無しで行きます。
トルメキア軍自走砲の製作もいよいよ大詰め。
車体製作編です。
車体の製作工程はおおよそこんな感じ。
下図のように材料から車体側面の転輪が収まる部分を削り出し、車軸を挿すための穴をあけておきます。
こうしてできたブランクをバイスでクランプし、まずは車体裏側を5軸のマシニングセンタで加工していきます。
裏面が出来たらそれを上下反転させてクランプし直し、車体上面を同様に加工します。
傾斜した平面で構成される車体。
5軸の機能を生かし、各面ごとに様々な角度で割り出して加工しました。
こうして出来たパーツがこちら。
左からブランク、車体裏面加工品、完成品です。
これですべてのパーツが揃いました。
次回は組み立て完成編です!!
気が付けばもう6月。
梅雨の季節です。
ブログを更新できなかったこの2か月。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い目まぐるしく状況が変化し、私たちの生活様式も様変わりしました。
しかしそんな人間などお構いなく、季節は変わらず巡っていきます。
梅が咲き、桜が見頃を迎え、田んぼでは稲の苗が風にそよいでいる。
人間は全てをコントロールできているような気がしていますが、大自然の前には無力でちっぽけな存在なのだと、改めて感じました。
スタッフKATOです。
こんにちは。
感染拡大防止に留意しつつ、事業を安定して継続することを第一に過ごしてきました。
そして今、緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常を取り戻しつつあります。
しかしウイルスの脅威が消えない以上、今までと全く同じ日常に戻ることはないでしょう。
まだまだ厳しい日々が続きます。
それでも希望をもって前を向いて歩いていかなければなりません。
当スタッフブログもこれから少しずつ再開していきますので、またよろしくお願いします。
スタッフKATO
新社屋への引っ越しが終わりました。
新しい工場には屋上があります。
出勤し上がってみると、空に天使の梯子が。
思わず写真を撮ってしまいました。
空を見るのが好きなスタッフKATOです。こんにちは。
トルメキア軍自走砲の製作のつづき。
製作は順調に進んでいます。
というより引っ越し後は多忙が予想されたため、急ピッチで作業を進め、実はすでに完成しています!
製作の様子を数回に分けて紹介していきますよ。
今回は「シュルツェン」の製作。
シュルツェンとはWWⅡ時ドイツ軍戦車の側面等に追加された増加装甲ですね。
トルメキア軍自走砲は側面を装甲が覆っています。
これをシュルツェンと呼ぶべきかはわかりませんが、なんとなく似ているのでそう呼称することに。
CADで設計したパーツは約1mm厚のL字型の板状パーツになります。
この薄板形状のパーツを冶具と両面テープを使用し削ることに。
まずは材料から装甲上面部分を削り出します。
次に装甲裏側を削ります。
この時点まではクランプする部分が十分にあるのでバイスで挟んで固定して加工しました。
最後の工程で冶具を使用します。
適当なアルミの端材に装甲のL字の部分がはまる切り欠きを作りました。
その上面に両面テープを張り付け、ワークのL字状の突起を冶具の切り欠きに合わせて位置決めしつつ両面テープで固定します。
中央のキャラクターは気にしないでください。特に意味はありません!
あとはこれをバイスでクランプするだけ。
両面テープによる固定と、ワークのL字状の突起をバイスと冶具で挟みこんで固定しています。
加工しました。
ワークが動くこともなく加工することができました。
こうして完成したシュルツェンがこちら。
仕上げ加工にはR0.25のボールエンドミルを使用しました。
モールドもよく再現されているのではないでしょうか?
次はいよいよ本体の加工です!
それでは!
今月は工場の移転作業がありバタバタです。
スタッフKATOです。
こんにちは。
新工場では今までと勝手が違い、何気ない作業にも難儀することが想定されます。
削り出し作業は移転前にできるだけ進めておきたいところ。
工場でなくてもできる作業は持ち帰り、自宅でコツコツ進めています。
トルメキア軍自走砲の履帯製作の続きです。
前回までに必要なパーツの削り出しは完了しました。
今回はそのパーツを連結していきます。
まず、0.5mmのアルミ線を3mm程度の長さで切断します。
履板パーツ2個を用意し、それぞれの凸と凹をはめ合わせ、側面の穴にアルミ線を通します。
履板は幅2.9mmで作製しているので、3mmで切断したアルミ線は少し飛び出す感じになります。
この飛び出した部分を万力で挟んで潰し固定します。
この作業をひたすら繰り返せば、履帯の完成です。
1本約50個連結するのに3時間ほどかかりました。
CAD上では1本あたり55個連結すると1周する計算ですが、
実際には連結部に可動のためのクリアランスがあるので、それより少ない数になるはず。
正確な個数が知りたくて、再現して検証してみることに。
まず、起動輪と誘導輪、転輪を製作しました。
起動輪と誘導輪の外周はφ5mm、転輪の外周はφ3.5mm、軸径は全て1.1mmとしています。
本来起動輪の外周部には履帯と噛み合う歯がついていますがそれは省略し、誘導輪と共通のデザインとしました。
次にアルミの端材を用意し、各種転輪が配置される部分にφ1mmの穴をあけます。
あけた穴に1mmの軸を差し込み、その軸に転輪を通し、履帯を巻いていきます。
出来ました!
1本あたり52個の履板を連結するとちょうどいい長さの履帯になることがわかりました。
スムーズに可動します!
これで手転がし遊びができますね!
足回りの目処がついたので、次は車体の製作に入っていきます。
続く…
いつもの通り道。
ふと思い立って増尾城址公園に足を運んでみた。
公園内は河津桜が見頃を迎えていました。
そういえば今日は3月3日。雛祭り。
春の訪れを感じます。
このところ深刻なニュースが多い中、綺麗な桜を見て少し癒されるスタッフKATOです。
こんにちは。
今日はトルメキア軍自走砲製作の続報。
タイトルの通り「履帯」の製作を始めました!
「履帯」とは無限軌道、キャタピラのことです。
複数の呼び名がありますが軍事用語では「履帯」と呼びます。
今回トルメキア軍自走砲を削り出しで製作するにあたり、履帯をどう表現するか悩んでいました。
1/144というスケールを考えると、下の画像のように履帯と各種転輪を一体パーツとして削り出すという方法をまず考えました。
しかしそれでは何か物足りない。遊び心が欲しい。
そこで「可動式履帯」に挑戦することに!
足回りは戦車の魅力の一つ。手は抜けません。
設定のデザインをベースに、スケール感、削り出しという加工上の制約、扱いやすさなどを考慮し形状を決定します。
削り出す際のクランプしやすさなども設計上の重要なポイント。
最終的に決定した案がこちら。
何しろ1両分で100個以上必要になるので、量産性を考慮する必要があります。
設計が完了したら、プログラムを作成。
今回は手組みで加工プログラムを作りました。
では加工の順に見ていきます。
①上面を荒加工。
②側面の加工
③反対側の加工
④上面から仕上げ加工
少し見にくいですがこの段階で履帯一つ一つのパーツ形状はできています。
側面から見るともう少し分かりやすいかも。
⑤裏面の加工とベースからの切り離し
この工程では専用の冶具を使います。それがこちら。
無数に突き出た0.5mmの真鍮線に履帯パーツを差し込みます。
奥まで差し込んだら、もう一つの冶具で挟み込みます。
あとはこれをバイスでクランプして加工します。
加工したものがこちら。
真鍮線に差し込まれて履帯パーツだけが残るというわけ。冶具を開くとパーツが取れます。
完成品。幅約3mm、長さが1.5mmほどの小さなパーツです。
このようにして自走砲1両分+予備数個で108個作りました。
これにピンを通して連結していきますよ!
次回に続く…
昨日は千葉県内の新型コロナウイルスの感染者3人が同じスポーツクラブを利用していたことが報道されましたね。
新型コロナウイルスの感染拡大に戦々恐々としている、スタッフKATOです。
こんにちは。
もし会社内で感染者を出してしまった際の影響は計り知れません。
風評被害も含めて。あっという間に情報は拡散するでしょう。
社内には幸いなことにまだマスクがあります。
業務中のマスク着用を義務付けたり、人を集めての会議や、飲み会の開催などは可能な限り行わないなど、
会社としてとれる対策はしていかなければならないと改めて思いました。
それでは気を取り直して加工品の紹介です。
以前「モデリング」というタイトルのブログで紹介した、チーバくんを実際削り出しました。
それがこちら。
モデリングはソフトを扱えれば誰でもできます。
しかしそれを「カタチ」にするのはモノづくりを仕事とする我々の分野。
削ってカタチにしてなんぼ。
これまでにも様々なものを削り出しで作ってきたので、今回は大きなトラブルもなくテストショット1発目から問題なくカタチになりました。
これも経験の賜物ですね!
荒加工
中荒加工。なんとなくカタチになってます。
仕上げ加工中。5軸のマシニングセンタで加工しています。
完成。全長20mmほどのミニモデルです。
せっかくなのでキーホルダーにしてみました。
なかなか可愛らしく出来たのではないでしょうか。
非売品です~
実は今、別のキャラクターに着手しています。
本命はこっちなのです!
チーバくんで手応えを得られたので、本命も上手くいくでしょう!
トルメキア軍自走砲も並行して進めています。
詳細はいずれ。
それでは。
新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
連日のように新しい感染者に関する情報が。
自分でできる対策は最大限していかなければならない。
今月下旬に行われる展示会も見学したかったのですが、
この時期に数万の人が来場するイベントに参加することはあまりにもリスクが高い。
今回は参加を断念することにしました。
1日も早い終息を切に願います。
スタッフKATOです。こんにちは。
前回に引き続き「トルメキア軍自走砲」です。
今回は完成した3Dモデルを使って加工パスを作成してみました。
最初は様々な部分に問題が発生するので、その問題を一つ一つクリアしていきます。
モデリングを修正したり、加工条件を変更したり。
細かな修正を繰り返し加工パス作っていきます。
作成した加工パスで加工シミュレーションを実行しイメージ通り削れるか検証。
フラットエンドミルによる荒加工
ボールエンドミルによる中荒加工
オープントップの砲塔内部の仕上げ
全体の仕上げ工程
完成
画像では多少荒く見えますが、この画像は異常拡大した状態。
実際にはこのモデルの横幅は12mm程度。
おそらく肉眼ではそこそこ滑らかに見えているはず。
こんな感じでパスを作成し、加工プログラムを作っていきます。
つづく
木山製作所のスタッフブログです
モノ作り集団「K製作所」の活動も随時更新中!
デザフェス等イベント出展情報もこちら