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FRI 29 March 2019

削り方はひとつじゃない、それが良い

何かをカタチにする時、その方法は一つだけではない。

切削加工も同じ。

削り方はいろいろ。

どれが正解でどれが間違いという事はない。

同じ形状のものを作っても、人によってアプローチの仕方は様々。

個性が出る。

そこが面白い。

他の人の加工方法を見ていると「こんなやり方するのかぁ」なんて感心させられることも良くある。

 

今回はこんな形状の部品を作る。

薄肉パイプ形状だが大胆に切欠きされた形状。

使える設備はNC旋盤と3軸のマシニングセンタ。

量産はせず数点作るだけなので、冶具は極力簡単に。

どのように加工したら安定して綺麗に切削できるか?

 

まずは旋盤でパイプ形状に切削。

次にパイプをバイスで縦にクランプ。

マシニングセンタで胴体中央付近の切欠き部分を切削する。

つぶれ防止の為にかまぼこ状の入れ子を製作。

切削した部分に入れ子を嵌め込み、バイスで横向きにクランプ。

この状態でパーツ先端の斜めの切欠き部分を切削。

そして完成。

今回は想定していた加工方法でうまく加工できたパターン。

私はこんな加工方法で削ったが、もっと別のやり方もあるのだろう。

やはり、切削加工は奥が深い。

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