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SAT 02 February 2019

100年先も残るものづくり

京都

と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

京都は日本を代表する観光地。

史跡、寺社仏閣、世界遺産、国宝、食文化、とにかく見所が多く観光地に事欠きません。

京都に何度も旅行したという人も多いでしょう。

そんな京都に意外と一般の方が行かない名所があります。

 

京都鉄道博物館

平成28年4月に開設された京都府京都市下京区観喜寺町にある鉄道博物館です。

前身は梅小路蒸気機関車館といい、1960年代後半急速に姿を消す蒸気機関車を貴重な産業文化財と位置づけした上で、その動態保存を目的とした日本初の施設として昭和47年に設置されました。

京都鉄道博物館は梅小路蒸気機関車館をリニューアルし、もともと収蔵・展示物していた蒸気機関車20両に加え、新幹線や機関車など合計53両の車両を展示している日本最大級の鉄道博物館です。

 

この博物館の目玉はなんと言っても扇形機関庫蒸気機関車群でしょう!

梅小路の蒸気機関車群とその関連施設は準鉄道記念物に指定され、機関車庫は重要文化財にも指定されています。

歴史的建築物の宝庫である京都においてはそれほど古くない様に感じますが、昭和初期約100年も前に製造された機関車が動態保存されている事はすばらしいことです。

博物館の敷地には蒸気機関車を検査修繕するための施設「検修庫」が併設されており、蒸気機関車の検修の作業を見学することが出来ます。

この日はC57 1号機が解体されていました。

台枠、動輪、煙室扉、テンダー、台車枠などが並べられています。

 

「蒸気機関車は生き物だ」という言葉があります。

石炭を食べ、蒸気を吐き、動輪が動く躍動感のある姿と、その車両ごとあるいはその時々で大きくコンディションが変わる点などから、そのような言葉が生まれました。

CNC旋盤などない時代、職人たちが汎用旋盤やフライス盤で作ったパーツを手作業で組み上げた蒸気機関車は、量産されたものであってもそれぞれに個性があり同じものは1つとありません。

そんな先代の職人たちが作った芸術作品とも言える工業製品が、産業遺産として今も大切にされ人々を魅了する。

金属加工のすばらしさや面白さを改めて実感するとともに、金属の切削加工を本業とする私もそんな100年先に残るような仕事に携わりたいと思いました。

そして金属切削の面白さを若い人に伝えることも私達の仕事だと。

 

そんな思いを抱きながら、私は博物館を後にしました。

京都旅行の際はぜひ一度、京都鉄道博物館を訪れてみてはいかがでしょうか?