木山製作所的毎日|最近の木山製作所、こんなことしてます|株式会社木山製作所

FRI 16 July 2010

夏に思う

夏本番、となってきました。
なんだか気分はウキウキしてきますが、機械・設備たちに取ってみれば、厳しい時期を迎えています。

まだ工場に冷房がなかった頃、朝8時にはすでに30度を軽く超えており、日中は40度近い温度。夜七時になっても30度を下回らない日が続いたものでした。
NC機械も増え、温度の上昇が故障につながることから、工場内に冷房を入れましたが、その年の夏には「去年まで、一体どうやって仕事をしていたんだ?」と感じたほど、快適な工場作業が始まったことを覚えています。

話は変わって、先日、新規の取引を始めるお客様との会話。
お客さん「工場の空調管理はできていますか?」
私   「・・・管理は出来ていません。全面的に空調が効いているだけです。」
お客さん「それで、金属膨張、測定の方は大丈夫ですか?」
私   「ステンレス中心なので問題は有りませんでした。アルミ加工の場合は、それなりの管理をしています。」

特にアルミの寸法管理は、なかなか厳しいものがあるのは正直なところ。

カム式の自動旋盤が並ぶ、40度近い工場内で、水分補給しながら仕事をしていた時の方が、ある意味楽だったかもしれませんね。
夏が来ると、思い出します。

SAT 19 June 2010

中国事情

土曜日で会社は休みですが、出荷の担当者と出勤をしております。
理由は、中国から先週中に届くはずだった、金具が今日届くこととなり、出勤することになりました。
月曜日の納期なのでせっせと箱詰してます。

金具が入った箱を開封しながら出荷の担当者が「最近中国から来る新聞紙の質が上がりましたよね」と。
確かに、その通り。

なんだかこんなところにも、中国の進化を感じました。

写真は金正日が中国を訪問した時の記事です。

SAT 12 June 2010

さよなら初代NC旋盤

今から約30年前。
時代はバブルの頂点が見えかかっていた頃、木山製作所でも本当に忙しく、それはそれは順調でした。

しかし、営業を担当していた当時の専務は「このままの設備では絶対に取り残される。無理してでも、仕事が無くても将来の為にNC旋盤を導入するべきだ」と主張します。

しかししかし、当時の現場を見ていた社長と常務は猛反対。
「カム式旋盤がこんだけ順調なのに、なんで1500万円もかけて仕事が無い機械を入れるんだ」と。

もめた末、結局営業サイドが「お客さんの要求」と言う理由で押し切って、1500万円するNC旋盤を2台導入しました。
当時はオペレーターもいませんから、全て1から手探りでの加工。
職人が手作業で作った方がよっぽど早いであろう単純な加工品も、勉強の為と何倍も時間をかけて、NC旋盤で製作していました。

その後時代の波が来て、もう1台、もう1台・・・と増えていきました。

そしてこの度、ついにその『初代NC旋盤』が処分されることとなりました。
1982年のラベルがついているので、今年28歳。お疲れ様でした。

この機械を見ると、『28年前に無理してNC旋盤を導入することが決断できなかったら、その10年後にもう会社は無かっただろうなぁ』という教訓を思い出させてくれます。

その機械が運ばれていくところを見ていて、あらためて企業の存在意義は「お客さんの要求に答える」だなぁと感じました。

さよなら初代NC旋盤。
そして、初心忘れるべからず。
また新たなステージに入ります。
今度は何を決断することが、30年後を決めるのか、それはそれで楽しみです。

FRI 28 May 2010

ポジティブに世界を楽しもうⅡ

国際競争力勝手にランキング第二段。
知らないことばかり・・・恥ずかしいです。

ルクセンブルグは以外にも11位。
確か国民一人当たりのGDPは世界1か2だったはず。
この国も実体の無いお金が膨れている国で、EUのお金の隠れ蓑になっているとの指摘も。

オランダもデンマークも強いんですね。
何がこんなに強いんでしょう。
どなたか教えてください。
ドイツよりも上ですからね。本当に何も知らずに、恥ずかしいです。

イスラエルがここですかぁ。
あんなに大きな政治問題を抱えていながらも、日本より遥かに上位ですか。
凄いなぁ。

そしてここで中国の登場ですね。

気になるのはフィンランドが順位を下げています。
どんな問題があったのでしょうか。

順位   国名 去年の順位  差
11 LUXEM BOURG      12    1
12 NETHERLANDS      10    -2
13 DENM ARK       5    -8
14 AUSTRIA        12    2
15 QATAR         14    -1
16 GERM ANY       13    -3
17 ISRAEL        24    7
18 CHINA M AINLAND    20    2
19 F INLAND       9    -10
20 NEW ZEALAND      15    -5

あぁ世界は広い。

WED 26 May 2010

ポジティブに世界を楽しもう!

先日スイスの機関が「世界競争力ランキング」を発表。
日本は昨年の17位から27位に急降下。
そんなニュースがネット紙面を騒がせています。

そんなの言われなくたって、わかってますよ!
日本人のほとんどが、実感としてこの事実を感じてます。
もうネガティブな話は聞きたくない!!!

と言うわけで、見方を変えて、ポジティブに世界ランキングを楽んでみましょう。

まずは、1位~10位

順位 国名 昨年の順位  差
1 SINGAPORE  3  2
2 HONG KONG   2  0
3 USA  1  -2
4 SWITZERLAND 4 0
5 AUSTRALIA  7  2
6 SWEDEN  6  0
7 CANADA  8  1
8 TAIWAN  23  15
9 NORWAY  11  2
10 M ALA YSIA 18 8

やっぱりシンガポール、香港は強いですね。
国が小さいからか、国家戦略がハッキリしていることが良いところです。

中でも「外資を受け入れる国の体制と国民性」が明確ですよね。
資源が無く、人口も少ない、そして金もない。
だから、外国から『頭脳』や『資本』を受け入れるしか成長ができないわけで・・・。
その戦略がシンプルで明確だから、世界危機からの立ち上がりが早いのでしょう。

その点日本は、人も経済も閉鎖的。
最悪は、資源も金も無い状態で、その調達先を現在の頭脳や外国から借りるのではなく、国債を乱発して未来の子供たちから借りている。
・・・あ、ネガティブ話はしないことにしたんだ。

話をポジティブに戻して。

台湾は昨年の23位からジャンプアップの8位。
この国も同じく日本の九州ほどの大きさ。
エレクトロニクス戦略が当たっているのでしょうか。
我々業界からすると、台湾と言えばやっぱりフォックスコーン。
昨年は、ファナックロボドリルを2500台発注したそうで。
もう、単位がわからないです。

当然のごとく、北欧勢は強い。
こちらもザックリ言えば、国家戦略が明確。

カナダは以外(?)に上位国なんですね。
マレーシアもジャンプアップの国。

いろいろな国がありますね。
世界は本当に広い。

まさか今でも「日本が1番」なんて考えている人はいないでしょうから、ここは我々が頭を切り替えて、もっともっと世界を知って、他国から多くを学びたいところです。

WED 19 May 2010

10倍

朝のニュースで気になったこと。

中国人が、日本に旅行するためのビザ発給の基準が下がるそうですね。
これにより、中国人旅行者の数が10倍に増える見込みとか。

このニュースで思い出したのは、かれこれ20数年前、1980年代後半に、アメリカを1ヶ月フリーで旅行した時のこと。
旅の終盤、ニューヨーク5番街にある高級ブランドショップを覗くと、どの店も客は、日本人ばかり。
5番街でも、ブランド物の紙袋を下げて歩いているのは、日本人だけ。
本当に恥ずかしく思い、足早にソーホー地区に向かったことを思い出す。

説明するまでも無く、この時日本はまさにバブル絶頂期だった。
(この2年後山一證券倒産)

今日現在でさえ、銀座で紙袋を抱えているのは、100%と言っていいくらい中国人。
これが10倍に増えるって・・・。
想像することは、20年前の5番街の『世界一』恥ずかしい日本人の姿。

アメリカは失業率が10%、EUも現在ギリシャショックで大ユーロ安。
時代は変わり、年月が経ったなぁ、と思う。
でも前に進むしかないので・・・。
次の時代を前向きに受入れれば、それなりにうまくいくでしょう。

TUE 18 May 2010

宝物

身に勝る宝無し!

でしょ。

と言うわけで、健康診断のお知らせです。

FRI 14 May 2010

ボクシング部その後

事務所で残務をしていたら、静かな工場から、ミットを叩く音が聞こえてきた。
カメラを持って見学に行ったら、いつものメンバープラス、新顔がミットでパンチを受けていた。

左側、赤いミットでパンチを受けるのは、最近入社した男子。

ななんと、元プロボクサー。
6回戦ボーイで後楽園ホールなどで何度も試合をした経験がそうだ。

すっかり指導役となり、パンチを受ける役回りになった。

現役を引退してから、2年以上経つそうだが、さすがに素人と比べパンチの重さが違う。

しかし、この2年間、ジョギングさえせず、酒びたりの毎日だそうで・・・。
体力だけでいえば、良い勝負のようです。

今後ともご指導のほど、よろしくお願いします。

MON 10 May 2010

冠が付きました

いつもの通勤の東京スカイツリー。

先月は東京タワーを抜いて、日本一の高さに。
このスカイツリー、いつのことからか、我が自宅のベランダの景色の中央から
ニョキリと顔を出したと思ったら、あれよあれよと(タケノコのの様に)、空に向かっています。

しかしいつもは帰宅後の夜の姿なので、あまり気にしませんでしたが、この連休中、何気に見てみたら、いつの間にか冠がかぶっていた。
第一展望台とやら、らしい。

高さも増して、左右非対称の造型が一層美しく映えてきています。

SAT 08 May 2010

表と裏

改善活動の先頭を走る工場長。
土曜日に、なにやらいつもと違う動き。

その後彼が得意げに「投影機に台を付けましたよ」と話していた。

以前から、テーブルが小さいために、大きいものが測定できない、と現場から改善要求が上がっていた件だ。

仕上りは上場!
白い塗装が、検査スペースを明るく演出してくれる。

どのように写真を撮ると、綺麗に写るか、下からのアングルも考えて覗き込んだ。
すると裏は、溶接がボッコボコ。

話を聞けば、溶接素人の工場長が、溶接棒を真っ赤にしながら格闘した結果らしい。

表と裏があれど、まぁ表の目的は達成しているから、良しとしましょう。

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