己が何者か、少し分かってきたかな?
SWOT分析も、いよいよ最終局面に近づいています。
初期よりは、だいぶコツもつかめてきたようで、活発な話合いが見受けられます。
戦略策定までの道のりは長そうです。
でもそんなに簡単に出来ないから、じっくりやる事が必要なんでしょう。
焦らず、内容の濃いものにまとめよう!
現場の技術主任と私の会話。
主任
「最近さ、良くないことがある。」
私
「どうしたの?」
主任
「現場でケガ多いんだよね。」
私
「え!そうだっけ?」
主任
「だって、○○件でしょ。それからあいつが手を怪我したでしょ。あいつも週末に手を怪我したんだ。どれもオオゴトではなかったから良かったけど。」
私
「そうか、続いてるな。こういう時は、気をつけないとな。」
主任
「なんかそういうのに、法則があったよね。大事故につながる前兆みたいな・・・なんだっけ?」
私
「ああ、氷山の一角みたいな、でしょ。」
主任
「そうそう、ああなんだっけ・・・あ、ハインリッヒの法則・・・だっけ…。」
私
「はぁ? ハインリッヒ? ドイツ人の名前付ければ、なんか安全そうだな。でも違うと思うよ。」
二人
「・・・なんだっけ?」
私
「もしかして、【ヒヤリ-ハット】の事?」
主任
「ああ、そうそう、それそれ」
答えまでの距離をずいぶん遠回りした、無知同士の会話ですが、こうやって何気ない会話から、「事故の芽」は摘み取られていくのです。
安全第一!
そしてまずは会話から。
寸法が出ない!
「何で言う事聴いてくれないんですか。」
嘆きたくなるような場面と、いつも現場は格闘しております。
先日悩んだのは、ただのリング。
95φ×85φ×10L
もちろんステンレス製。
内径外径を切削し、切落すだけの、まさに初心者向けのシロモノ。
土曜日と言う事で、休暇を取った担当者に代わって、手が空いていた10年選手と6年選手の二人の主任が代打で段取。
彼らにとっては、朝飯前的段取のはずなのに、寸法が出ない。
突っ切る瞬間に、歪んでしまうようだ。
加工では問題ないのに、切り離す時に相当な衝撃がかかるのだろう。
たかがリング、されどリング。
奥が深いね。
穏やかな土曜の午後。
主任二人が穏やかな会話を交わした瞬間だった。
情報は解析・分析して、初めて価値がある。
先日、とあるネットワーク関連の会社さんと、こんな話しをした。
N社「大手の会社さんが木山製作所さんにアクセスしてますよ」
私「ほぉー」
N社「それから、例えばこれ」
私「ん?」
N社「東京大学からアクセスしてきていますよね」
私「・・・」
ネットワークは零細企業に何をもたらすだろうか。
私はよく新幹線に乗って、関西方面に出かけます。
もう10年以上、数年前まではほぼ毎月のように通っていた東海道。
新幹線からの風景はだいたい頭に入っている。
読書の最中にふと窓の外を見ると、今大体どの辺りか、雰囲気で分かるようになってしまった。
その中でも確実に「あ、ここだ」とわかるランドマークがいくつかある。
例えば「富士山」。
晴れた冬の朝は、絶景を約束してくれる。
それから「シャープの太陽電池の工場」。
黒い異様な建築物は一度見たら忘れる事はできない。
いつも曇っている「関が原付近」。
前後が快晴でも、ここだけは年中曇っている。
様々な自然や建築物・・・上げればキリがないが、我々機械加工、中でも旋盤加工に特化しているからこそ分かるランドマークがある。
それは「まっ黄色」のカンバンだ。
確か静岡と浜松か名古屋の辺りの二ヶ所、そのカンバンはあると記憶している。
低層住宅街と思える地域に、黄色いカンバン+黄色い社屋が、明らかに異質を放っている。
そして今日その会社の方がいらっしゃっているようだ。
遠くからでも一目瞭然。
すぐに「どの会社の人」だかわかる。
もう10年以上前、NHKイタリア語会話に出てきた、ミラノのとある消防局長が、全身黄色のスーツを着こなし、インタビューに答えているのを思い出した。
その局長は「外国のテレビに出るから、キメ込んできた」と照れくさそうに笑っていた。
「さすがイタリア人、ファッションセンスの桁が違うよ」
若かりし頃、感銘を受けたものだ。
いやいや、そんなことより、
いつもお世話になっております。
御社のような世界的企業が、我々のような零細企業の面倒を見てくれる事に、感謝の意を表明いたします。
ありがとうございます。
「モノづくり」は自分を表現する事に近いと思う。
どこにこだわるか。人それぞれあるわけです。
数字を管理する経営の立場と、お客さんの要望を直接知る営業の立場、両方からから正直言わせていただくと「もう良いんじゃないの、それくらいで。それならお客さん、文句言わないよ」と打算的に感じてしまう事は、良くある。
しかしここは職人集団の方が、メジャリティー。
「まぁ納得するまでやれよ」と言う空気もなくはない。
そういった、なんと言うか、数字に直接結びつかない空気感が、なんとも零細企業らしくて、大事にしたい部分だとも思っている。
そんなある日、休憩室の壁際に目が止まった。
ここは喫煙者の聖地。
タバコを吸わない私は、普段近づく事はないが、久しぶりに掲示物の管理に足を運んだら、こんなものが並べられている。
正直ちょっと考えた。
「一応ここ会社だしなぁ。更衣室とか食堂なら全然問題はないが、お客さんの目にも触れるし。」
しかし、ここまで整然と並べられると、なんでもキチッと完結させたがる、職人的「こだわり」が見え隠れする。
そしてこの「遊び心」も、いつしか芸術作品に見えてくる。
まぁ良いか。
納得するまでやれよ。
やってますよ、5s。
一通り処分が終わって、次は表示の段階。
さすが5s委員、外で勉強してきた甲斐がある。
掲示板を置く位置だけでなく、「向きを特定」している。
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そうか、5sってこうやってやるのか。
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