どこぞの国の映像か、はたまた映画のワンシーンか!!
大統領がデモを扇動し、議会で人が死ぬ。
これが私が子供のころあこがれたアメリカの今。
菅首相の緊急事態再宣言と同じ日の新聞ですが、私はこちらの方が悲しいです。
アメリカ横断ウルトラクイズは小中学生のころ。
当時、世界一の大国としてそれはそれは壮大に輝いていました。
大学3年生の時、その憧れを胸に、バックパッカーとして1か月間かけてアメリカを1周しました。
シスコやベガスは本当にきらびやかだった。
ロスやニューヨークのダウンタウンでは、マジ怖い思いをしました。
グレイハウンドでの移動は、庶民生活に触れることができアメリカの実態を知りました。
それでもやっぱりアメリカはアメリカ。
間違いなく全てが世界一でした。
でもあれは30年前の話…
これまでも、ロスやニューオリンズなどで暴動は有ったけど。
それとは違う、まさに「アメリカの衰退、そして終焉」を表す出来事だと、今回は思います。
悲しいです。
緊急事態宣言、再び。
年末から年始にかけて、感染者、入院者、重症者が急増している。
急な在宅・テレワークの不適応、GOTOが始まったころからの気のゆるみ、そして年末の忘年会シーズン…
成るようにして成った結果ですね。
本当に難しい問題だと思います。
多くの人が職を失い、更に多くの人は生殺し状態の上に、借金という名の延命輸血で呼吸しているだけというのも現実。
生活や日常を失い、苦しんでいる人がたくさんいることに、心が痛みます。
政治は本当に難しい舵を取らなければならない現実に直面しています。
政治哲学者マイケルサンデル教授の「白熱教室」を思い出しました。
今でも、本を読んだ時の不快な気持ちがよみがえってくるくらい、トロッコの話は衝撃的で強烈でした。
当時、教授は世界中の学生を集めて「極端な事象」について議論させ、結論は無い、その多様な価値観を知ることに大きな意義があることを教えてくれました。
あれからもう10年が経つんですね。
オバマ大統領就任の年。
あの授業は、まさにそんなリベラル社会の象徴だったのかもしれません。
10年前のトロッコは空想の世界でした。
でも今、本当に現実世界の問題として、少人数の命を守るのか、大人数の最低限の生活を守るのか…
政治は「トロッコの切り替えレバー」と「橋の上の太った男性」に答えを出し、実行する事を任されています。
「白熱教室」で学んだのは、多様な価値を理解し合う事。
右か左どちらかに切った舵にも、多様なバックボーンが有ると言う事だと思います。
それでも一つ言えるのは、何のエビデンスにも紐づかない、無責任自己満足発言をネット上に垂れ流しにすることは間違っていると思う。
任せた人がどちらに舵を切ったとしても、同じ船に乗る者として、できる限り援護したい。
新年あけましておめでとうございます。
令和3年 2021年が始まりました。
自粛を求められた正月休み。
政府公認で寝正月を過ごしています。
毎年同じ、そして今年も変わらず浅草へ初詣。
もちろんいつもより圧倒的に人は少ないけれど、昨年4月の緊急事態宣言の時のような重苦しい空気はなく、すれ違う人の顔には笑顔が見られた。
それだけでも、社会に希望が感じられます。
いつもの浅草寺の境内。
参拝する場所に上に、いつも掲げてある、『施無畏』の文字。
今年は沁みる。
施無畏(セムイ)
「仏様は、人々の恐れの心を取り去って、救ってくれる」の意味。
去年、恐れの心を持ち続けた1年だった。
今年、取り去ってくれるかなぁ…
アメリカの大統領選挙が終わりました。
トランプが大統領になる約4年前から、世界的に浮き彫りになってきた、分断や対立の構図。
EUの難民問題に始まり、今やアメリカ国内が憎しみを持って分裂する時代に。
これを背景に、中国ロシアが躍進し、中東の混迷も深まるばかり。
世界のパワーバランスが大きく変わった、4年間でした。
そしてこの度、接戦を制したのは反トランプ。
国内融和を主張するが、残念ながら分断された構図の修復には程遠いと感じます。
それは未だに敗北宣言を行わない、(元)リーダーの在り方ではないでしょうか。
勝った人の言葉より、負けた人の言葉や態度が、こんなにも社会に強く影響を与えるのか、ということを負けたリーダーから学びました。
この行為は、武士道に反していて、日本人的には恥ずかしさや醜さを感じますよね。
潔く負けを認める品位を、世界は望んでいると思います。
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