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「社会のこと」の記事一覧

WED 18 September 2013

秋の色

お休みをいただき、新潟県に来ています。

あたり一面に見事なススキが広がっています。

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この色に囲まれると、落ち着きます。

日本の色ですよね。

 

 

さてこんな当たり前のはずだった風景、残念ながらほとんど見ることが無くなりました。

それは、あのセイタカアワダチソウのせいです。

ススキの生息域を毎年確実に荒らし、あの不快な色をどんどん広げています。

中秋に代表される日本の秋を、あの植物の色のせいで、残念ながら落ち着いて過ごすことができなくなってしまいました。

 

もう、戻れないでしょう。

そしてこの風景も、あと数十年すると、不快な色の変わるのかと思うと、不愉快でなりません。

自分には何ができるでしょうか。

WED 24 July 2013

10分の距離と環境問題

環境問題は深刻だ。
しかし、その進み方は現代社会の発展スピードに比べれば、大きくゆっくり進行している。
そのため、なかなか実感することができない。
従って、その問題のほとんどは、実際はメディアから仕入れることが多い。
いわば情報の産物であり、それが『他人事』感を演出している。

しかし、これだけは急激な変化として、だれもが肌で感じていると思う。
それは『ゲリラ豪雨』だ。

もちろんこれまでも『夕立』と呼ばれる現象はあった。
しかし、数年前からはっきり感じるそれは、極小域に集中し、想定外の影響を与えている。

先日も『機械が壊れたか』と思うような雑音が聞こえてきたと思ったら、実は視界が狭まるほどの大雨が工場の屋根をたたく音だった。
そのタイミングで運悪く外出の用事となったので、雨の中車で出た。

しかし10分も走ると、濡れていない道路となる。
私の前後を走る車は、窓ガラスにワイパーの跡がまだ残っているくらいなのに、対向車はうっすらほこりをかぶっている。
さらに10分、東京に入ると、ワイパーが間に合わず減速するくらいの土砂降りが一気に始まった。

メディアやネットより、車をたたく雨の音が、私の環境意識を高める。

MON 22 July 2013

本気

家の前で、ラジオ体操が始まった。
運動不足の中年に、この場を回避するという選択肢はない。

だったらこの貴重な10分をしっかり使ってやろう、と言うことで、松岡修三にも劣らぬ勢いの『本気』で臨んだ。

キチンと腕を伸ばす。肩の真上、真横。
意識して筋を伸ばす。太もも、腹筋。
しっかりと腰を回す。脇腹、腰回り。
高く飛ぶ。つま先かかと、リズムを意識。
はぁ…。

ラジオ体操第二の最後、
『腕を前から横に、ひざを曲げ』のところで、
『弾んだ呼吸を整えながら…』と、アナウンサー。

子供のころ、ラジオ体操ごときに、なぜ深呼吸の型がいるのか、理解できなかった。
しかし中年の私には、ひしひし感じる。呼吸が弾んでいることを…。

『10分』を『本気』で臨めば、いろいろ見えてくる。
人生は深い。

THU 27 June 2013

『待つ』思い

駅で子供と待ち合わせることになった。
まだ携帯電話を持つ年齢ではないので、時間と場所を決めた。

小さい子を待たせるわけにいかないので、私が少し早く着いた。
時間になっても現れなかったが、元々遅れることも予定に入っていたので、私はその場所でただ待った。

『いつ来るか分からない人を、ただひたすら待つ』
相手はケイタイを持たない子供なので、のんびり待つしかない。
でもそんな時間の使い方が気持ち良かった。

携帯電話は、本当に社会を便利にしたのだろうか。
こればかりはいつも疑問に思っている。
携帯電話は、時間や場所の設定を確実にルーズにした。
それは人と人の繋がりが、稀有になる必要条件だ。

相手を思い、ひたすら待つ。
待っている人を思い、遅れないように準備して向かう。

せめて自分の子供には、そう教えようと思う。

TUE 21 May 2013

参加すること

先週の日曜日、三社祭が終わった後、いつも家族で行く近所のもんじゃ屋で、夕食をとることとしました。
もんじゃ屋へ行く道すがら、近所の知人に「三社祭を見学に来た親戚」を紹介されました。
店に入ると、向かい側のテーブルは担ぎ手の人達ですが、それ以外のテーブルは観光客のようでした。

新聞には一面に三社祭のことが記載され、期間中は150万人の人が来た、ということをテレビのニュースで知りました。

神輿を待つエリアで、隣に立つ初めての人と世間話をすると、私のような地域の人間よりも、近郊からわざわざ三社の神輿を担ぎに来ている人が多いこと知ります。半被の入手はやはり簡単ではなかったようです。

「人が集まる…これを文化って言うんだろうなぁ」
祭りの後の、ヘロヘロの体にアルコールが回ったころ、鉄板の上でグツグツ煮えたぎるもんじゃを見て、ふとそんなことを思いました。

祭の意義や、「なぜ」とか、そんなんてことより、地域を思い、その流れに参加すること、それ自体が大切だな、と。

なんだかこれって、地球環境問題と似てるかも!

4杯目の焼酎は、ボロボロの身体にモルヒネを撃ちつつ、文化と地球環境問題を結びつけました。

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