秋が深まりつつあります。
空気は澄み、空が高くて気持ちが良いです。
そんな朝の天気に誘われて、隣の駅で下車し、倍の距離を歩いて会社に出勤しました。
その駅名は常盤平。
駅を降りると、そこは常盤平団地という昭和40年代の団地ブームで建設された一角になっています。
高度経済成長期の中期を代表する、昭和の建物が並んでいます。
今になると、昭和レトロ満載で、なんとも温かい感じです。
この団地群の中心を貫く大通りは、見事なケヤキ並木となっている。
ピンと背筋を伸ばした木々が、整然と並んでいる。
真っすぐ高く、頭上はるか上で、立派に枝を広げる姿が、とても美しい。
こういう空気に包まれて一日が始まるのは、とても気分が良いです。
GOTOで福岡へ出張に行きました。
久しぶりの遠出、飛行機はいつでも気分が高まります。
羽田空港にはそこそこの人。
飛行機に搭乗すると、満席。
しかし離陸後、窓の外を見ると、飛ぶ予定の無い飛行機が、空港敷地のあちらこちらにビッシリ。
機内のテレビからは、航空会社の賞与ゼロ、減給、副業を認める、を伝える朝のNHKニュースがむなしく流れていました。
客先を2軒訪問した後、夜の街で3組目のお客さんと会食。
小倉駅前は通勤客でそこそこ人出はあるものの、歓楽街はサッパリ。
呼び込みの人たち以外はほとんど見かけません。
帰路、福岡空港では明かりの消えているLCCのカウンターがありました。
飛行機は同じく満席。
しかし多くはキャンペーン利用ですね。
東京の街にはそこそこ人が戻っているように見えるけれど、実態はまだまだ厳しいと感じました。
ビジネスとインバウンドを「人の移動」から支え、成長してきた航空機産業。
リモート、在宅、ZOOM会議…でビジネスモデルは根底から見直すことになるでしょう。
エンターテイメントや飲食も厳しいけれど、ビジネスモデルの戦略転換と何より固定費の大きさは、それとはけた違いです。
航空業界の損益分岐点超えが、本当の意味での「回復」と言えるのかも、と考えたりします。
新型コロナウイルスが、世界中を混乱に落とし入れています。
世界中の感染者数、死者数の増加は全く衰えない。
今日現在、ピークはイタリアを中心にした欧州から、北米に移り始めている。
各国はこれを戦争状態と位置づけ、主要都市の封鎖という前代未聞の事態に入った。
東京の封鎖の可能性についても、知事から発言があった。
世界経済は、リーマンショック以上の混乱となり、株価・為替が乱高下している。
高校野球、プロ野球、各種イベントは延期され、音楽集会や様々なイベントについても自粛が要請されている。
他人とは長時間マスク無しで会話をしないように、等と言われる。
テレビやネットから、1日中こんな話を聞かされて、ホント気が滅入りますね。
さらに追い打ちをかけるように…
ついにオリンピック・パラリンピックの延期が首相から発表された。
暗い気持ちに追い打ちをかけらた気分。
日本は久しぶりに一体となって、この7年の間、2020の夏に向けて邁進してきたのに…
東日本大震災の時、1日中津波の映像を見せられて、気が滅入っていた時と同じ心境です。
楽しいこと考えて、気持ちだけでも明るく保とうと思う。
でもそんなことを、能動的に行わなければならない、そんな世の中になってしまい、本当に残念です。
木山製作所のスタッフブログです
モノ作り集団「K製作所」の活動も随時更新中!
デザフェス等イベント出展情報もこちら