台湾のお客さんとは、いつも日本の野球のことで話が弾む。
その方、東京ドームに行ってみたい、と以前からおっしゃっていた。
ちょうど来日するタイミングに、侍ジャパンの試合があったので、台湾の方をお連れした。
やっぱりライブは良い!
ミットにボールが収まる音、バッティングの快音、応援団。
数万人が作る空気感は、気分を高揚させてくれる。
もちろんビールが進んだ!
台湾野球と言えば、日本・韓国と並び、実力は世界レベル、だが・・・。
実情はなかなか厳しいらしい。
球団は全部で4チーム。
大リーグ帰りの名選手でも、年棒は2000万円そこそこ。
子供のなりたい職業にランクインしてくることは無いそうだ。
台湾の人口は日本の1/5。
そう考えれば、チーム数は少ないとは言えないんだなぁ。
日本は野球大国と言っていい。
歴史もある。
スター選手は尊敬され、国内リーグでも夢のある年俸を手にする選手がたくさんいる。
世界一に何度も輝いている。
子供のなりたい職業には、今でも上位にいる。
『結束して世界最強へ』
ぜひまた世界一になってほしい。
試合は、8回に日本が逆転するという、なんともビールが進む展開に。
あぁ、楽しかった!
静岡でレンタカーを借りたら、水色の車に、富士山ナンバーだった。
なんだか気分も楽しくなる。
訪問先では、お客さんと「青年会」と「地元消防団」の話になった。
これまで「地元消防団」なんて、ただの「飲み会集団」だと思っていたことを、恥ずかしく思う。
消防車が駆け付けるまでの初期消火活動を、担う役目があそうだ。
とても大事なこと。事故に巻き込まれることだって、ないとは言えない。
大規模な火災になれば、消防隊の後方支援として、徹夜作業にも協力するそうだ。
これは何より『地元を守る』という意識の上に、成り立っているといえる。
車のナンバー管理という日の丸お役所仕事が、こんな風に地元に根差した形に、柔軟に対応すのはイイことだ。
ぜひ誇りを持って、地元を愛してほしいと思いました。
元旦の朝。
今年は、特にスタートが遅かった。
理由は、昨晩の除夜の鐘からの帰宅後、お節料理の仕上げが長引いたらしい。
寝不足の妻がテーブルを整えたのは、昼が近い時間帯だった。
やっぱり、一年の計は元旦にあると思う。
美しく盛られた日本の味は、一年の初めの心を整えてくれる。
そして私にとって、大好きなお節料理と一緒に、朝から酒が飲める元日は、至福の日だ。
さんざん食べて飲んで、ちょこっと昼寝して…。
なににも咎められず、ダラダラと元旦を過ごした。
しかし、このままでは夜の酒が美味くいただけないのが、エネルギー代謝の低い40代後半の最近。
元日の夜、奮起してチャリンコをコグことにした。
目的地は、毎年初夏にお世話になる鳥越神社とした。
元日の夜、車の少ない車道。
心拍数は100前後で、夜風を切ることができた。
帰り道、西郷像の近くがライトアップされていることに気づき、チャリで山を登ってみた。
心拍数は107。
なんだか今晩も、うまい酒がいただけそうな気がする。
よし、家に帰ろう!
今年の前半、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んだ。
戊辰戦争後から西南の役まで、10冊に渡って書かれた『西郷隆盛』の世界にどっぷりはまり込んだ。
そして本を読み終わる頃の春、これまで住み慣れた浅草を離れ、文京区の根津という街に移り住んだ。
上野公園の西郷像がジョギングコースとなったことを機に、ラストサムライ西郷隆盛について更に知りたくなった、という一年だった。
満開の桜や、美術館、芸大、国立国会図書館(分室)…。
文化に溢れる上野の山。
でもたった150年前、日本を良い国に、と志した多くの人たちが、この山で亡くなった。
そして、最も戦況が激しかった上野山の山王台という地に、西郷の像が立っている。
寛永寺があった元々の場所からは、今では美しい眺めが広がる。
週末には大道芸人が集まり、最近はガラス張りの綺麗なスターバックスもできた。
2014年は、今の平和の基礎を作った先人たちに対して、感謝の気持ちがより一層深まった1年だった。
来年も、引き続き学びを深めていきたいと思う。
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