ヨックモックのシガール
大きな缶に入ったままのモノを、久しぶりに口にした。
刺激の強いコンビニお菓子とは違い、背筋を伸ばしていただきたい味は今も変わらない。
昨年、ヨックモックは医療従事者に敬意を表し、病院や施設にシガールを無償提供したことが話題になった。
あの頃、ウイルスは今以上に未知のモノだった。
医療関係者は、家族への感染を懸念し、防護服を着たまま病院で寝泊まりする姿が報道され、私たちは心を痛めた。
そんな病院に送られたシガール。
汗だくの鎧を脱いだ方々が口にした甘いお菓子は、戦う医療関係者の心を、どれだけ豊かにしたことでしょう。
あれから1年半が経った。
ワクチンが進み、感染防止も慣れ、世界中の経済が動き出している。
大きな意味で、「アフターコロナ」という段階に入っていると思う。
だからこそ、ここで改めて世界中の多くの人の命を救い、今でも最前線で戦っている医療従事者、関係者の方々に敬意を表したい。
今朝、シガールを食べながらそんなことを思った。
コロナ禍、3度目の飛行機出張。
羽田空港の国内線ターミナルは、パラパラですが前回より人気を感じます。
それでも写真はAM8:00。
1.5年前ならビジネス客で、歩くのもままならないほど混んでいましたよね。
現地で打ち合わせは順調に終えることができた。
減便の影響で、帰りの飛行機までたっぷりの時間はある。
空港で一杯飲んで過ごそう、と思ったけれど…
この地域も緊急事態宣言中だったことをすっかり忘れてた(◎_◎;)
最近は空港内でもなかなか旨い魚が食べられる。
しかし、ノンアルコールじゃぁねぇ…
という事で、小雨ふる中、誰もいない展望デッキでの、コンビニビールを選択。
羽田、成田と違って、離島などに向かう小さな機体が、プロペラの軽い音を立てながら離発着を繰り返す。
小雨の中、周囲には誰もいない、私一人。
ジェットエンジンの轟音と、見たことのない小さなプロペラ機が、交互に離発着するのを、眺めて時間を過ごす。
缶ビール片手に…
若いころ、気ままに外国を旅した時のことを思い出した。
知らない街で、こんな風に無駄な時間を過ごす。
贅沢な過ごし方だったよなぁ…
日帰出張の帰りの空港で、地の旨い魚が、手軽に食べられるのはありがたいけれど。
なんだか、せわしない世の中になったなぁ、って思った。
木山製作所のスタッフブログです
モノ作り集団「K製作所」の活動も随時更新中!
デザフェス等イベント出展情報もこちら