新型コロナウイルスの爆発的感染拡大を避けるため、東京都知事は、ついに『外出の自粛要請』を発令した。
不要不急の外出は控え、一人一人の行動が社会にもたらす影響を持ち、この難局を都民、国民と共に乗り越えたい、とした。
つい数週間前まで、皆でウイルスにかかって免疫を作れば良い、とか、休校で働けなくなる、とか、買い溜めや自粛による観光業や飲食店への影響を批判したりとか…
いろんな人がいろんなことを散々言ってきたけれど、今のイタリアやスペインのような医療崩壊の情報が流れてきて、さすがにその批判のトーンは打ち消される。
最も恐ろしい局面、『医療崩壊』が見えてきた。
治療に優先順位が付けられる、重傷者や年寄りが、まず切り捨てられる、という現実。
イタリアでは、ウイルス患者がいる老人ホームは見捨てるしかなくなっている。
スペインでは、病院に重症患者を受け入れるベッドが無い。ベッドが空く時は誰かが亡くなった直後だけという。
イタリアの医療従事者の写真が印象的だ。
感染リスクの高い仕事をしている人は、家族と接することができない。
最前線で戦っている医療従事者に対して、心から尊敬の念を抱く。
医療従事者に感謝の意を込めて、私は外出を自粛する。
冬の静岡。
澄んだ空気が、雪傘をかぶる富士山の圧倒的存在を、再確認させてくれる。
茶畑や大井川越しの景色は、何度見ても「わぁ~」となる。
今回はちょっと遠回りして、日本平へ登ってみた。
日本平…
40年前「日本平トンネル」の中で大火災が発生し、沢山の人が亡くなった。
何時間も動かない昭和の高速道路の大渋滞。
そんなトンネル内で起きた大火災事故は、残念ながら「日本平」という地名を後世に残すこととなった。
そのトンネルを覆うように、頂上に公園が整備されている。
車で頂上まで行くと、そこには駿河湾、そして三保の松原をひっさげ、澄んだ空気の中に圧倒的存在でたたずむ富士山。
平日の夕方、カップルが公園のベンチを占領する中、スーツ姿のおっさん一人、思わず「うわぁ~スゲー」と言ってしまうほどの≪絶景≫。
こういう景色に出会うと、仕事で上手くいかなかった事なんて「小さいなぁ」と思える。
その存在に感謝。
年初め、松戸市の市長さんが工業団地に来て、市政についてお話をされるのが、恒例になっている。
年単位で街の変化を知ることができるので、なかなか面白い。
社会課題の軸となるのは、やはり人口減少問題。
多くの人に住んでもらうために、子育て、医療、福祉、高齢化対策…
「23ある市内全ての駅に託児施設ができた」ことをはじめ、多くの取り組み例が紹介された。
特に昨年は外環自動車道の松戸インターが開通し、非常に便利になった。
市内の工業団地の地価上昇率が、全国一だったらしい。
価格が上がるのは困るが、インフラを主体に活気が出る事はとても心強いことだ。
また市のブランドづくりの一つとして「ラーメン」が上げられている。
休日には地方から来る人達で、行列ができるほどの有名店が、松戸駅中心に数店舗あるそうだ。
狭い地域から食文化をブランドとして発信できるのは素晴らしいことだ。
今日、今週、今月は課題がたくさんありすぎて、苦しいこともあるけれど。
1年過ぎれば、その苦労が前進に繋がっていたことを実感できる。
やっぱり「年の初め」とか大事だなぁ。
お客様の、2020年方針発表会にて。
ロンドンオリンピックのメダリストの方の、話を聞くことができました。
小学生時代から全国大会に出て、スポーツ特待の高校から、オリンピック選手へ。
この手の話は、テレビでよく見るけれど、生で聞く話はとても迫力がありました。
彼女は、常に姿勢が良く、トークも上手。
努力のプロセスや、プレッシャーへの心構えなど、その経験から発せられる言葉は、30才の女性とは思えないほど重々しい。
全員とは言わないけれど、せめてメダリストくらいは、引退後の生活にもっと手厚い保護があっても良いと思った。
彼女らが犠牲にしてきた若き青春の日々、その30年間を、もっと社会的に価値のあるモノとして扱っても良いと思った。
いやいや、そんな評論より…
まもなく表舞台に上がるオリンピック選手たちを、全力で応援しようと思う。
いくつかの社会的関心ごとの中で、私の中では比較的大きな位置を占める「人口減少問題」。
先日、本屋をブラついていて、この本が目に留まったので、パッと手に取り、購入した。
一言で感想を言うなら「覚悟を持って縮む」ですかね。
人口減少×少子化×超高齢化=…
この事実が、何年後にどんな社会になるのか。
読み進めるうちに、恐ろしくなって、本を閉じてしまうこともあった。
しかし、逃げられない現実が目の前に来ている。
アラフィフとして、大人として中心的な役割を果たす者として、高齢化社会の中心となる予定の世代として…
昭和の成功体験を捨て、覚悟を持って縮みながら、質的向上を目指す。
そんな準備を始めようと思いました。
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