根津に暮らし始めて、1年半。
冬晴れの休日の朝、犬の散歩で、東京大学へ。
明治維新の時代から、日本の英知を集めたこの地。
敷地のあちこちには、その痕跡をのぞかせてくれる。
中でも今回目に留まったのは、宇宙関連。
1950年代日本ロケットの基礎を作った、ペンシル型ロケット。
そして隣には、日本初の人工衛星「おおすみ」。
写真ではわかりづらいが、どちらもバッチリ旋盤モノじゃん!
材質はおそらくステンレスだろう。
今のようなNC制御なんか無い時代。
そんな環境で、こんな綺麗な曲線と、綺麗な挽き目、どうやって加工したんだろう…。
当時のステンレス加工はやっぱりバイトは手作りかなぁ…。
どうやって測定したんだろうか…。
そんな思いを馳せながら、いつまでも覗き込んでそこを離れない私を諦め、犬はその場に座り込んでしまった。
安田講堂の前の銀杏並木は、紅葉のピークを過ぎ、足元が金色の絨毯となっていた。
日本の英知が集まるこの場所で、旋盤も少しは役に立ってるんだと思う。
くまもん
すっかりおなじみのキャラクター。
しかし全国的にイントネーションが違うらしい。
私は、クマにアクセントがある呼び方。
でも地元熊本では、「よそもん」「ポケモン」と同じアクセントが無い言い方。
頭にアクセントがある方が、今や全国区になっているらしい。
でも…
熊本のキャラクターなんだから、地元のアクセントを大事にしてほしい。
関東人の私たちには馴染まないイントネーションだけど、せめて九州に行ったときは「それ違う」と指摘されたい。
地方の言葉、大切にしてほしい。
で、当の本人。
「どっちでもイイもん」
だそうで。(かわいい)
ところで、熊本県で思い出したが、熊本市内から10㎞程行ったところに「木山」という町がある。
うっすら知ってはいた。
しかし、最近読んだ本で知ったことがある。
西南戦争で、熊本城を陥落できない薩摩の部隊が、いったん下がって野戦病院として使用した地域だそうだ。
西郷どんもある時期滞在したとのこと。
「くまもん」を熊本弁で言えるようになったら、行ってみようと思う。
木山製作所のスタッフブログです
モノ作り集団「K製作所」の活動も随時更新中!
デザフェス等イベント出展情報もこちら