前述に続き、熊本県益城町の木山。
神宮の近くにあった、木山城の跡地が公園になっていました。
木山家。
室町時代阿蘇家に属し、隈本家との交流、島津家との防御線として2,500石の城を持ったそうです。
数代続き、関ケ原合戦の12年前に、加藤清正との一騎打ちで、最後を迎えたとのこと。
(勿論私とは全く関係ないのですが…)
木山町の中心であろう交差点は、震災から1年半たった今でも道路を直している状況。
神宮同様、公園を復旧させる段階ではまだないのは、町に入るとよくわかります。
桜の木の幹は根こそぎ傾き、石碑は崩れ、隣接したゲートボール場は廃墟状態のまま。
心の復興に時間がかかるとは、こういうことだなぁ、と思いました。
熊本県 益城。
昨年の熊本地震で、大きな被害が出た地域。
熊本空港から近く、仕事で時々行くところに近い地域なので、気になっていました。
この地域には『木山』という町があり、その中心には『木山神宮』があります。
震災後初めて熊本に行く用事ができたので、移動の途中、寄らせていただきました。
この神宮も、地震で大変な被害を受けました。
神殿が完全につぶれているのです。
この状況を実際に現場で目の当たりにして…さすがにショックは大きかったです。
再建への寄付を呼び掛ける貼り紙を見たので、とりあえず財布の中にあったお札を全部入れてきました。
拝殿や鳥居、燈籠も全壊。
かろうじて参道を確保してある、という状態でした。
木山の町は、生活インフラがやっと通常に戻ったというところでしょう。
神宮の再建までは、まだ少し時間がかかりそうです。
私は、浅草での生活を通して『祭り』が地域にとってどんな意味を持っているのか、を知りました。
震災があった半年後には、全壊した神殿の前で、秋の例大祭が行われたそうです。
1日も早く神宮が再建され、地域の人の心の復興が『祭り』を通して進むことを祈願いたします。
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