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THU 21 September 2006

女性に囲まれて

日本国が始めて直面する大少子化時代。
我々零細企業はどのように立ち向かえばいいのでしょうか。

男ばかり、油まみれの我々の職種から考えると、
新しい人材確保という問題には、解決方法として3つの視点があります。
①高齢者
②外国人
③女性

①高齢者。
どのように気持ちよく働いてもらうか、自分達の今後も含めて大事な問題です。
しかし今のところ「老眼でノギスが見えない」「小さなキズが目視で発見できない」という物理的理由で、退社されたかたが何人かいらっしゃいます。
この職種では難しい問題です。

②外国人
設備集約型の我々の商売。
世界中に輸出された日本の工作機械達がライバルです。
だからこそ、日本人的モノづくりにこだわりたい。
安易に「人件費」のことだけを考えて、利用したくありません。
(勿論「志」の高い外国人なら、逆に大歓迎!)

③女性
男には無い気配りや、物事を推進させる時のまっすぐさやキメの細かさ。
まさに男社会からしか生まれてこなかった工業部品に新しいエッセンスを入れるには、女性の力が適している、と考えています。

以前も女性が工場で働いていました。
でも今思えば、本当に女性の特性を引き出してあげられていたか、子育てしている女性に優しい労働環境が整っていたか、ハッキリした答えは出せません。
でも「工場に女性がいる」と言うだけで、良かった事は確かです。

今後の少子化問題と合わせて、どのようにしていけば良いのか。
勉強の意味で、先日「女性社員研修」という勉強会に参加してきました。

対象は「女性社員が、女性としての悩みや働くいきがい・やりがい・社会的意義を考える場」と言う事でしたが、「せっかくだから話を聞いてみたい」と事務局にお願いし、参加させてもらいました。

私のグループでは、女性6人と男性私1人の合計7人。
大人になって、6人の女性に囲まれて、6時間も話し合いさせてもらう機会なんて、無いですよね。
しかも「仕事」という共通の話題から一歩も外れることなく、話しをさせてもらい、「女性らしい切り口や表現」が随所に見る事ができて、大変貴重な時間となりました。

子育ての事、年齢制限、責任ある立場、達成感、共同作業、誰かの役に立ちたい、ありがとうと言われて嬉しい、仲間に正しく評価されたい…。
各キーワードだけに関して言えば、男性だって同じような事を考えています。
しかしこれらを実践で表現する方法が、男性とはまったく性質の異なるものだと思いました。

男性中心のモノづくり集団である木山製作所。
新しい付加価値を見出すには、ぜひ取り入れたい視点です。

参加費3000円。
6人の女性と6時間も合コンしたらこの4倍はかかりますね。
安いものです。
いや、それより、この年になって、6人も集められませんね。
やっぱり安かった。

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